月別アーカイブ: 2021年1月
本末転倒
2021年1月29日 ブログ
皆さんこんにちは。
富山市山室の学習塾「茗溪進学会」塾長の澤木です。
読んでためになり、子供たちが幸せになるヒント情報を発信します。
どうかお付き合いください。
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本末転倒
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国会で新型コロナウイルス感染症に対応する特別措置法の改正案が議論されています。
入院拒否した人を強制的に牢屋に放り込む刑事罰の規定は削除されることになったそうです。
感染拡大防止が目的のはずが、いつの間にか感染者を犯罪者扱いにする本末転倒の危険な発想でした。
ただでさえ誹謗中傷、差別、風評被害で苦しむ人が多いのに、そんなことをしようものなら調子が悪くても検査を受ける人や診療を受ける人が減って感染拡大になるし、差別中傷で苦しむ人がますます増えるのは誰でもわかりそうな話です。
当然の成り行きでしょうが、このような本末転倒は塾の世界にもあるのです。
うちの塾には他の塾から転塾してくる生徒が沢山います。
大体は「高い割に成績が上がらない」というのが転塾の理由です。
「塾なんかどこも同じようなものだろう」と思う方もなぜ成績に差がつくのか考える必要があります。
子供らに他塾の話を聞くとこんなことを言います。
「○○塾は日曜日に本部校で〇時間も勉強させられる」「△△塾は土曜日に△時間も特訓させられる」なんていうものです。
「長時間、強制的に勉強させれば売り上げになる。強制的な長時間勉強が父兄の満足感に直結する。ついでに成績も上がるはず。」と一石三鳥狙いが熟のホンネでしょう。
私は生徒の「させられる」という語尾を見ています。
「させられる」と言うのは「強制される」と考えているから出る言葉です。
勉強だろうが仕事だろうが、人は他人から強制・指示されたことに快く行動を起こすとはありません。
一番肝心なヤル気や意欲を無視して強制したところで成績が上がるわけがないのです。
親が我が子を思うあまり、「こうすればうまくいくはずなのに自分の子はなぜできないのだ!」「やれと言っているのになぜやらないんだ!」「こうなったら高くても無理矢理でも勉強させよう!」となります。
その結果、「高いお金を払っているのだから、行け!」と折角の休日に嫌がる子供を車で強制連行するはめになるわけです。
成績が上がればそれで結構ですが、なかなか思うようにはならんのが世の中というものです。
本当に成績を上げようと思うのであれば、子供が自主的に自立して勉強するように仕向ける必要があります。
その点、私は子供らに勉強させているという意識はほぼありません。
私が常に塾長として考えているのは、子供が自主的に長時間勉強しに来てくれる環境つくりだけと言っても過言ではありません。
国会の議論を聞きながら、間違っても子供の教育を、感染者を強制的に犯罪者扱いする本末転倒の発想みたいにしないで欲しいと思う塾長なのでありました。
では、また。☆彡
◇◇◇茗溪進学会ニュース◇◇◇
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不変の法則
2021年1月25日 ブログ
皆さんこんにちは。
富山市山室の学習塾「茗溪進学会」塾長の澤木です。
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不変の法則
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国公私立大の二次試験入試について、全国で70を超える学部学科で変更が発表されています。
面接試験がオンライン方式に変更されるケースなんかはともかく、二次試験そのものが中止になる大学が出てきています。
入試は大学別に共通テストと二次試験の受験科目と配点比率が違うので、志望する大学によって受験戦略が大きく異なってきます。
これからの短い間で受験大学を決めなければならないのは大変ですし、今年の受験生は本当に災難としか言いようがありません。
今まで一生懸命努力してきた受験生の立場から本当に何とかならないのかと思ってしまいます。
入試だけではなく、コロナが大学生に与える影響も大きくなっているようです。
先日のテレビで、私の出身大学が取り上げられており、目を疑ってしまいました。
学生の8割が一人暮らしで、その多くがアルバイトで生計を立てていたのが、コロナでアルバイトがなくなったり、親の仕送りが減ったりして困窮しているため、大学側が食料20tを学生に配ったそうです。
まさか全国にそこまで追い込まれている学生が多いとすれば、情報災害の元とされるメディアの煽りの責任も本当に重大です。
また今年の共通テストでは浪人生の比率が大幅に減ったというデータもあります。
予備校も私立大学並みに年間100万円近い授業料がかかりますし、上京して有名予備校に通うとなると仕送りも必要です。
浪人生が受験を諦めるケースが増えているのでしょうし、今年の受験生は「絶対に浪人はできない。」という意識でしょう。
当然大学受験も授業料が安い国立、しかも地元志向が強まるでしょうから、富山大学など地方の国公立大は偏差値がアップするのは間違いありません。
私大のブランドや都会暮らしの憧れで大学を選ぶ景気に浮かれた時代は終わりを告げました。
これからは親のフトコロ具合を最優先に考えた堅実な大学選びが必要なのは間違いありません。
そのためにはやはり中学生くらいからしっかりとした目標意識を持たせて地道な学習習慣を身に付ける必要があることは親御さんも持つべき認識です。
時代は巡り、歴史は繰り返すと言われますが、どんな時代であっても努力することの大切さは不変の法則だなあと改めて思う塾長なのでありました。
では、また。☆彡
◇◇◇茗溪進学会ニュース◇◇◇
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共通テストの雑感
2021年1月19日 ブログ
皆さんこんにちは。
富山市山室の学習塾「茗溪進学会」塾長の澤木です。
読んでためになり、子供たちが幸せになるヒント情報を発信します。
どうかお付き合いください。
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共通テストの雑感
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コロナと雪模様の中、大学入学共通テストが終わりました。
大学入試改革とやらでセンター試験から何が変わったかですが、やはり従来とは出題傾向が変わっています。
理数系では図やグラフを読み解き、得られた情報を相互に関連付けながら解く問題が多く、文系科目でも、より思考力や判断力などを必要とした問題が増えています。
単純な知識を暗記する従来型の勉強だけではだめで、商品ラベルなど身近なものや日常の事象などに関連づけた考察力とか日本語の表現力が重視される内容になりました。
今年は受験生は面食らったかもしれませんが、初めての経験は平等ですから別段の有利不利はそんなにはないでしょう。
ただ、出題傾向は続くと思われますので、その傾向に準備をするかしないかで来年以降は差がつくでしょう。
いずれにせよ子供たちはゲームと見ても役に立たない番組とかネット動画ばかり見ないで、幅広い分野に見分と教養を広げる必要がありそうです。
多くの科目では難化したと報道がありましたが、大手予備校の平均点予測では総合900点満点で昨年に比べて―12点となっており、それほど極端に難化していると言えない分析があります。
この程度のアップダウンなら昨年までの合否実績データが2次試験の受験大学決定に十分使えると考えます。
昨日は受験を終わった高3生に対して自己採点結果を聞きながら進路指導を行いました。
全員真剣に話を聞いていましたし、受験志望大学のレベルはクリアしている生徒がほとんどでしたので、このまま2次試験まで全力で頑張ってもらえるものと思います。
しかし子供らを見てふと疑問に感じたことがあります。
進学塾として一人一人の進路相談に真剣に向き合うのは当然なのですが、生徒が塾に信頼を寄せれば寄せるほど「一体全体高校側はどんな責任で対応をしているんだろうか?」と思うのです。
責任と言えば、地元中学も久々に授業が始まりました。
正月休みを挟んで、やれコロナだのやれ大雪だのと4週間も授業をしていませんでした。
子供らに勉強させるのが本来の学校の責任のはずですが、昨今は責任の解釈も変化しているようです。
何も起こさないのが責任ということでしょう。
仕方がないと言えば仕方がないのですが、違和感を感じるのは私だけでしょうかね。
でもだからこそ、学校機能を補完する信頼される学習塾の役割は強くなると前向きに捉えるようにしたいと思います。
共通テストが終わってそんな雑感を持った塾長でありました。
では、また。☆彡
◇◇◇茗溪進学会ニュース◇◇◇
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フクロウに学ぶ
2021年1月13日 ブログ
皆さんこんにちは。富山市山室の学習塾「茗溪進学会」塾長の澤木です。
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フクロウに学ぶ
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新しい年は豪雪の幕開けとなりました。
小中学校が今週一杯休校となりましたが、コロナ騒ぎもあって、中学校ではかれこれ1ヵ月近く授業らしい授業をしていないことになります。
仕方がないと言えば仕方がないのかもしれませんが、子供、特に受験生を持つ親御さんにとっては大変不安だと思います。
こんなとき塾は最後の砦の役割があるので、時間短縮しながらも今日から開校することとしました。
それにしてもサンパチ豪雪の記憶がある私ら世代ですら、これほどの豪雪は初めてかもしれません。
コロナ禍も加え、未曽有の事態に混乱してしまいます。
地球温暖化で雪は少なくなったという理屈も吹っ飛んでしまいます。
後付けだったら何でも理屈はつくのでしょうが、実は後出しじゃんけんみたいは考え方も実はありなのです。
地球温暖化もコロナも今の科学で正しいとされていることが、本当の真実かどうかわかるのはずっと後なのです。
例えば、天動説を唱えたのが、イタリアの物理学者ガリレオですが、16世紀でも地球が宇宙の中心となって天が回っていると信じられていたのです。
その時正しいと信じられていることもほとんどが間違いだったのが人間の歴史です。
その理由ですが、人は真実、つまり正しいと判断するのは詰まるところ、自分の五感です。
五感というのは種の保存に必要な能力であって、世の真理までは解る能力ではないのです。
「ミネルヴァのフクロウ」という話があります。
ミネルヴァはローマ神話に出てくる学問の神で、お供にしているフクロウは、知恵の象徴です。
「ミネルヴァのフクロウは日暮れて飛び立つ」という有名なフレーズがあります。
意味は、「何かが終わる時に、ミネルヴァははじめてフクロウを放ち、大きな目で観察させて真実を知った。」という意味です。
慌てて朝飛び立つ者は三分の一も生き残れなかった過酷な時代の神話です。
なまじ中途半端に真実を知ったつもりになってジタバタしてはいけないし、個人の考えが、あたかも真実、つまり正しいことと考えてしまうことが傲慢さであるという戒めです。
人間関係をこじらせたり、いさかいを起こすのも、自分の考えこそが正しいという傲慢さにあると言われます。
こんな混乱した時代こそ、落ち着いてフクロウのような大きな目で観察し、自分の目標に向けて一生懸命地道な努力を続けることが時代を生き抜く知恵ではないかと思う塾長でありました。
では、また。☆彡
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2021年 新年のご挨拶
2021年1月5日 ブログ
皆さんこんにちは。
富山市山室の学習塾「茗溪進学会」塾長の澤木です。
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2021年 新年のご挨拶
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明けましておめでとうございます。
去年はコロナで明け暮れた一年でした。
今年はいい年になることを期待したい・・と言いたいところではありますが、年が改まったからと言って急に状況が変わるはずもなく、我慢して嵐が過ぎ去るのを待つしかなさそうです。
茗溪進学会は去年10月に新しく移転した教室で開校満11年目を無事迎えることができました。
これも一重に地域の皆様方のお蔭であり、心より厚く感謝いたします。
さて、いよいよ受験シーズン本番到来です。
関東では緊急事態宣言も出されるようですが、1月16日からの大学入学共通テストは予定通り実施されるそうです。
しかし、大学独自に実施する2次試験は今年はかなりコロナの影響を受けそうです。
既に横浜国立大学などいくつかの国立大学は2次試験を実施せず、共通テストの結果だけで合否判定すると発表しています。
他の大学もこの方向で動くような気がします。
どのような配点で合否判定をするのかまでは発表されていませんが、学部学科ごとに教科のウエイトを変えるとすればいいのですが、従来のように素点の合計点だけで並べられるとしたら事情は大きく違ってきます。
大学受験に関しては、まんべんなく点数を取るのではなく、得意科目を活かすような勉強が有利だったのが、コロナのせいで逆になってしうかもしれません。
2次試験にウエイトを置いて勉強してきた努力が報われるような配慮を是非してもらいたいものです。
そうは言っても、大学側も大混乱の今の状況で、誰もが納得できるような判断ができるものかどうかはなはだ怪しい限りです。
いずれにせよ先行き不透明な条件は皆平等といえば平等です。
受験生はどんな試験でも対応できるような実力錬成が求められるということですね。
受験生をお持ちのご父兄様にとってはゆっくりとお正月を過ごす気持ちにもなれなかったでしょうが、これだけは誰もが避けては通れない道です。
わが子を信じて、受験までの時間を大事に過ごしてください。
茗溪進学会は今年も引き続き、塾生たちのお役に立てるよう努めてまいります。
本年もよろしくお願いいたします。
では、また。☆彡
◇◇◇茗溪進学会ニュース◇◇◇
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