富山市山室の学習塾「茗溪進学会」塾長の澤木です。
読んでためになり、子供たちが幸せになるヒント情報を発信します。
どうかお付き合いください。
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人生を決める自制心
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参議院選挙が始まりましたが、今回の選挙の争点は「消費税」と「年金」です。
私は両方とも今の流れは仕方がないと感じていますが、もう少し将来的に安心感が得られるようなビジョンを求めたいと感じます。
いずれにせよ少子化が進む日本で、特に若い人は、自分の将来は自分で守るというより自分で創造するという考え方が今以上に必要になると思います。
年金2000万円問題にしても、考え方一つで大きく変わってきます。
例えばたばこを吸う人は、吸わない人に比べていくら損をしているかというシミュレーションをしてみましょう。
20歳から65歳まで一日一箱たばこを買うと、一箱500円とすると、500円×365日×45年=821万円にもなります。
すごい金額ですよね。
携帯電話でも同じような計算が出来ます。
4,000円/月くらい違うキャリアと格安スマホを40年で計算すると、4000×12×40=192万円になります。
タバコを吸わず1,980円/月の格安携帯を使う人と、たばこを吸いながらdocomoのスマホを使う人ではそれだけで単純に1000万円の差がつく計算です。
その他、倹約主義のドイツ人などから見たら、日本人の義理とかコンビニへの無駄使いが異常なんだそうです。
若い人は時間があるのですから、こんな無駄を排除するだけで2000万くらいたやすいものではないかと思います。
そこで大事なのが「自制心」です。
ところが見栄とか体裁がからむと自分のコントロールは難くなります。
「自制心」と言えば、有名なのが「マシュマロ実験」です。
1970年代にスタンフォード大学のミシェル博士が実施したもので、マシュマロを使って子どもたちの自制心と将来の社会的成果の関連性を測ることを目的とした実験です。
その実験とは、こんなものです。
4歳の子供たちを一人ずつ、マシュマロ1個と机とイスだけがある部屋に通し、「15分の間マシュマロを食べるのを我慢したら、マシュマロをもう1つあげる」と告げて部屋を去り、その後の子供たちの行動を観察するというものです。
実験者が戻ってくるまで我慢して2個目のマシュマロを手に入れた子どもは全体の3分の1ほどだそうです。
2個目のマシュマロを手にした子供らがその後の大学進学率など人生における長期的な成功と大きな関連があったというのが結果です。
現役も老後も、人生豊かに暮らすのは「自制心」次第ということです。
体裁と目先の満足が優先か、その先が優先か。皆さんはどちらのタイプですか?
ちなみにマシュマロ実験では15分我慢できた子供らは、机の上のマシュマロを見ないようにしていた子が多かったそうです。
見るべきものは目を背けず、関わらない方が良いものは自分から遠ざけよう。
選挙カーのうるさい声を聞きながら改めてそう思う塾長でありました。
では、また。☆彡
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