皆さんこんにちは。
富山市山室の学習塾「茗溪進学会」塾長の澤木です。
読んでためになり、子供たちが幸せになるヒント情報を発信します。
どうかお付き合いください。
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タイの子供が助かった背景
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タイで洞窟に閉じ込められていたサッカーチームの少年13人が無事救出されました。
子供たちは11歳から14歳とちょうど塾に来ている子供たちと同じ年齢の子供たちだったので、私も関心を持たずにはいられませんでした。
世界が見守った救出劇が全員生還という結果で終わり、本当によかったと思います。
もし仮に同じような状況が日本で起きたとしたらどうだったでしょうか。
日本だと子供や作業員の命と安全を守るために小田原評定になって、時間がかかったのではないかと思います。
技術が発達していても、ハッピーエンドに終らなかった可能性もあったと思います。
私はタイ当局の迅速な決断とおそらく子供たちを支えたであろう精神的強さのダブル効果だと見ています。
このような危機に直面したときに大事なのが生死観と言われます。
サッカーコーチがたまたま元僧侶だったということもあったのでしょう。
タイの生死観は日本人のそれとはだいぶ違います。
実は私の古くからの親友がバンコクに住んでいることもあって、たまに時間を作って遊びに行くのですが、色々なシーンで日本との大きな違いを感じます。
例えば道を渡るにしても違います。
日本みたいな歩道橋とかまずありませんし、信号などあって無きがごときで、両方からバンバン車が来る道を現地の人は巧みに間隔をすり抜けて渡ります。
「右見て、左見て・・」なんてしていたらいつまでたっても渡れません。
街中はアジアらしくバイクが溢れてますがノーヘルで二人乗りしてぶっ飛ばている人も多い割に警察が取り締まっている姿など見たこともありません。
タイでは実は日本の何倍も交通事故で亡くなる人がいるそうですが、死は怖い事、悲しい事という捉え方があまりないそうです。
タイも仏教国ですが「死」を生まれ変わる出発点と考え、むしろ目出度いという価値観を小さいときから学びます。
だからタイでは人が死んだら親戚縁者に関係なく仕事に優先して葬式に集まり、飲めや歌えや踊れやのドンちゃん騒ぎを長ければ一週間もするそうです。
肉体は「魂の乗り物」なので、火葬後の灰は捨ててしまい、墓も法事もありません。
要するに“死んでもどうせ生まれ変わるから”という気楽な感覚なわけです。
その点、日本はそういう観点で「考え方が違う」というより「考え方そのものが無い」と思います。
日本は生死観を学びません。
その結果、私たちは生に固執し、人生の先行き不安だけを大きくしてしまっているように感じます。
オウム事件などを始めとした様々な凶悪な事件など増加する背景にあるのではないかと感じてしまいます。
もちろんどちらが良い悪いということではありません。
たまたま友人がタイにいたので聞いた話を知ったかぶりで書きましたが、世界の多様な価値観・文化を知ってニュースを観るとまた一味違うものです。
こんな事を何も知らずにこのニュースを見ても「あっそ。良かったね。」だけで終ってしまいます。
子供たちがどんな心で死の恐怖と苦難を乗り越えることが出来たのかを推察するためにも見分は広い方がいいと感じた塾長なのでありました。
では、また。☆彡
◇◇◇茗溪進学会ニュース◇◇◇
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