皆さんこんにちは。

富山市山室の学習塾「茗溪進学会」塾長の澤木です。
読んでためになり、子供たちが幸せになるヒント情報を発信します。
どうかお付き合いください。

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危機管理の大切さ
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この週末からオウム事件やタイの洞窟遭難事故や豪雨被害など大きなニュースが立て続けにあります。

ブログネタには苦労しませんが、どれもあまりgood newsではないので扱いに困ります。

先日、奥田であった拳銃強盗事件なんかも含め、私が共通して思うのは「テレビの中の他人事」ではなく、いつでも自分の身にも起こりうることかもしれないということを危機管理として学ぶ必要があるということです。

教訓にするためには具体的に定量的、論理的に理解しておくことが効果的です。

「オウム真理教になぜ優秀な若者が引き寄せられていくのか」も私なりのロジックがありますが、それは別の機会に書くとして、今日は物理のお話にしましょう。

今回の西日本中心の豪雨被害はその範囲や程度どちらも想像を超えたひどさです。

改めて水の物を押し流す力の大きさには驚かされます。

例えばあなたの自宅前の道幅6mの道路が川みたいになって、深さ1mの水が毎秒3mの速さで流れていたとしましょう。

この水の流れはどれだけのエネルギーを持つか計算してみましょう。

流体の圧力は物理のベルヌーイの定理で習いますが、単位体積あたりの流れの運動エネルギーは流体の密度をρ、速度をVとすると ρ×V×V /2 [Pa] となります。

動圧エネルギーは6×1,000×3×3=54,000paです。

1paは、1㎡に1ニュートン=約0.1Kgの重さがかかる圧力ですから、1㎡当たり毎秒5.4トンもの力が掛かっている計算になります。

こんな大きな力がかかっていたのでは避難することは不可能なのは勿論、車も家も押し流されて当たり前ですね。

水害を減らすために物理の方程式も役立つわけですが、イメージだけでも頭に入れておくと良いかもしれません。

広島の被災地を見ると山を削って造成した宅地が今回も大きな被害を受けています。

私に言わせれば、安易に山際に宅地を造成して販売する業者も業者ですが購入する方もする方です。

予め想定しておく危機管理があれば、絶対にこういうところには住まないはずです。

災害にあった方々が平和な暮らしを取り戻すのは本当に大変だと思いますが、こういう報道を見るたびに危機管理の大事さをしみじみ思う塾長でありました。

では、また。☆彡

◇◇◇茗溪進学会ニュース◇◇◇

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