塾長の澤木です。
茗溪進学会のホームページにようこそ
読んでためになり、子供たちが幸せになるヒント情報を発信します。
どうかお付き合いください。

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人生楽はいけません
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春期講習会も昨日で終わり、今日から新年度がスタートしました。
気持ちも新たに頑張って行きましょう。

新年度のスタートにあたり、先日少し気になる記事を新聞で見たので感想含めて書いてみます。
新聞のタイトルは「私大専願 共通テスト離れ」とあります。
内容を要約すると、私立大の専願が増えている影響で、大学入試センター試験の受験者が急減し共通テストの運営が厳しい状況になっているということでした。
私立大学の専願というものは、学校推薦やセンター試験前に独自の合否判定で選抜するタイプなど色々あります。
生徒側からすれば勉強を頑張らなくても楽に大学生になれるわけですし、親にしても子供に苦労させなくても、お金さえ何とかしたら大学に行かせることができるわけです。
高校側としても折角もらった推薦枠を埋めないと将来枠がもらえないかもしれないので、一般入試の指導そっちのけで推薦を勧めてくる先生がいるようです。
要するにみんな楽をしたいわけです。
急速に進む少子化の中で、私立大学は経営的に生徒の確保を最優先にせざるを得ない事情が背景にあるのです。
少子化で一番問題なのは競争原理が働かなくなってしまうことです。
誰でもどんな成績でも申し込みさえすれば必ずどこかの大学生になれる時代です。
でもそんな形で大学生になったところで果たしてどんな意味があるのかと思います。
私はこんな時代だからこそ、自ら努力して勝ち取った成果の価値が光るのだと思います。
人生、歳を重ねても必死に努力して得た自信は、決して色褪せることなく、どんな困難に出会っても自分を支え続けてくれるものです。

越中富山の売薬さんに受け継がれている言葉があります。
「楽あれば楽が邪魔して楽ならず、楽せぬ楽がはるか楽々」
この「七楽の教え」なる言葉が富山の売薬業を300年も支え続けているのです。
人生楽しては絶対にダメなんです。

では、また。☆彡