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発達障害?ちがいます
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先日、文科省が、公立小中学校に、発達障害のある児童生徒が8.8%在籍していると発表しました。
これは一クラスに3人ほど「発達障害」がいる計算になります。
父兄の中には自分の子供がそうではないかと心配になった方も多いニュースだったと思います。
私が思ったことを結論から申し上げますと、相変わらず国は何を根拠に何が言いたくて、こんな社会不安を煽るようなことばかり言ってるけど、ほとんど無視していい報道だと思いました。
発達障害とは、生まれつきの脳の障害のために言葉の発達が遅く、対人関係をうまく築くことができないため集団生活が苦手、といった精神障害のことを指すそうです。
病理学的には色々と細分化されるのだそうですが、仮にそのような病的な障害があったとしても他人に迷惑をかけるとか他人を傷つけるわけではなく、それだけでも過剰な心配は無用です。
また、そのような場合でも知能や学習能力とは関係ありません。
人間誰でも生まれつきの個性があり、一部のことが極端に苦手ということは往々にしてあるものです。
私も長年色々な子供たちと接してきましたが、極端に他人とのコミュニケーションが苦手なタイプを数人見てきました。
おそらく今だったらその8.8%の発達障害のカテゴリーに入るのかもしれません。
しかし、そんな彼らも大きくなるにつれて環境になじみ、しっかりと大学に進学し、立派な社会人になって行っています。
世の中を見ても、それぞれの分野で特異な個性を得意な分野に向けてエネルギーを集中して成功する人はこのタイプに多いと言われます。
ただでさえ島国根性が強く、周囲と歩調を合わせることで安心感を得たがる日本人は、個性的な人をカテゴライズして蔑視したがるものです。
特に最近の“コロナ禍”と言われるおかしな世の中で、周囲に合わせる事が苦手なタイプは逆風を受けやすいものです。
私は小さい時から、自分の理屈に合わない行動を強いられたりしても容易には従わず、一人の単独行動の多い子供であり、先生もずいぶんやりづらかったのではないかと思いますが、特に不自由を感じたことはありません。
本当に生まれつき脳に病的な機能障害であるレアなケースはともかく、他人との会話が苦手という程度のものは、一人一人の個性と見てあげて構わないのではないでしょうか。
子供の中には誰とでも仲良くおしゃべりができて、人気者という八方美人みたいなタイプもいますが、そんな調子コキより自分の個性を大事にできるタイプの方が将来性があると見ています。
あまり国の言うくだらない事に一喜一憂して振り回されてはいけないと改めて思う塾長でありました。
では、また。☆彡
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