皆さんこんにちは。
富山市山室の学習塾「茗溪進学会」塾長の澤木です。
読んでためになり、子供たちが幸せになるヒント情報を発信します。
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流行語大賞に思う
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早いもので気が付けばもう師走になりました。
テナントを高原町に移して2カ月が経ちましたが、お陰様で今のところ大きなトラブルもないのが有難いです。
今年はコロナ禍の中でもどうにか年を越せそうですが、来年越せるかどうかは闇の中です。
そんな歳の瀬に、その年話題になった流行語を決めるユーキャン新語・流行の年間大賞に「3密」が選出されました。
「流行語大賞など何の意味があるのか?」という批判もありますが、一年を象徴する言葉を残すことはそれなりの意味はあると思います。
今年は閉塞感に満ちた1年だったことをいつしか良い思い出に出来ればと願うほかありません。
コロナ以外ではTOP10にヒロシの「ソロキャンプ」が入賞しました。
ヒロシと言えば、かなり昔に「ヒロシです」でブレークした芸人ですが、1人で淡々とキャンプする姿が共感を呼び、YouTubeの登録者102万人、視聴回数100万回を超える動画を持っているそうです。
誰とも群れず、誰にも媚びず、孤独を愛するヒロシが芸の道をあきらめ、好きな一人遊びを映した動画ですが、一人でキャンプするだけの動画がウケるのにはそれなりの理由があるはずです。
「同調圧力」という新語にも表れているように、協調性という名のもとに、周囲と違った意見も言えず、食事の誘いも断れない、という感じで社会生活の中で感じるプレッシャーがいかに大きいのかということの裏返しであることは間違いありません。
回りに遅れをとるまじとばかりスマホにかじりついて情報を得るのも、大して親しくもない人たちと心にもない言葉でラインで連絡を取り合うのも、たいがいは同調圧力を感じてみたいなものではないでしょうか。
最近の若い人らは、言葉使いや格好、持ち物も乗る車も何か個性のない金太郎飴みたいに見えてしまいます。
昔は全てがもっと個性的だったのに、最近没個性的なのは目に見えない同調圧力が背景にあるように思います。
日々の人間関係に疲れ果てている人にとっては、ヒロシが愛車ジムニーを駆って山に行く。コンロでカップラーメンを食べ、ハンモックで寝る。テレビはもちろんスマホなんか見ない。たったそれだけの姿がたまらなく素敵に見えるのです。
「自由に生きたいけど他人の目が怖い・・・」私たちは誰でも心に大きな内部矛盾を抱えているのが興味深いところです。
ヒロシほど自由には出来ないかもしれませんが、少し考え方を変えるきっかけにはできるように思います。
子供を持つ親にしてみれば、子供がコミュニケーションが苦手だとか、イジメられているとか、友達がいないとか悩みも多いと思います。
でも、それは実態のないものを恐れる余計な老婆心であって、精神的に病むのは馬鹿馬鹿しいものかもしれません。
しかし自由に生きるにも最低限の糧を得るベースは必要です。
子供たちには自分に自信を持って人生を送れる学校教育と、群れたり媚びたりしなくても、生きて行ける自立した価値観を学んでもらいたいと思う塾長でありました。
では、また。☆彡
◇◇◇茗溪進学会ニュース◇◇◇
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