皆さんこんにちは。
富山市山室の学習塾「茗溪進学会」塾長の澤木です。
読んでためになり、子供たちが幸せになるヒント情報を発信します。
どうかお付き合いください。
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自分に保険をかけるべからず
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週末は国公立大の前期試験があり、受験シーズンも終盤になってきました。
今日、県立高校の倍率が発表されました。
私の予想通り、昨年の大学進学実績で大躍進した南高校が1.44倍と高倍率になりました。
富山高校、東高校は昨年の倍率から若干下がったところを見れば南高校の人気復活といったところでしょうか。
茗溪進学会からも昨年の春、南高校から3人の国立大合格者が出ました。
塾の指導は全員同じですが、高校の指導力の力の大きさがモノを言うということを実感します。
今年の南高校の受験はハイレベルな激戦になるのではないでしょうか。
新川地区で魚津高校はじめ普通科が3校定員割れしており、上位者の富山方面への集中傾向は続いているようで、富山地区の普通科激戦の一因となっています。
持論ですが、高校は通過点でしかありません。
結果がどうあれ、上を目指して努力してもらいたいと願います。
さて、通常受験生は、高校でも大学でも本命の受験校以外に滑り止の学校を受験します。
目的は「リスクヘッジ」です。
この「リスク」の正体とは何でしょうか。
それはきっと「不合格」という精神的に傷つくことへの前もってのリスクヘッジではないでしょうか。
滑り止めは「場慣れ」とか「力試し」という目的もありますので全面的に否定はできません。
でも、もし「傷つきたくないための保険」だとしたら、行きたくない学校の受験などあまり意味がないのではないかと思います。
むしろ場合によってはそんな保険自体がリスクではないかと思うくらいです。
なぜなら高校や大学受験で回避できたとしても人生において心のリスクは連続します。
就職試験で不採用になって傷つく「リスク」
昇格で同期に先を越されて傷つく「リスク」
好きな人に振られて傷つく「リスク」・・人生は常にリスクと隣り合わせです。
それを乗り越えながら生きてゆくから人間は成長し、人生は味わい深いものになるのでしょう。
サッカー選手の本田圭佑は「どうなるか分からない不安定の中にあえて飛び込んだとき、本当に手に入れたいものを手にした」と言います。
求める精神的な安定が大きいものほど、それを手にするまでの不安は大きいものです。
でも、本気でそれを望むのであればそのリスクを引き受ける覚悟がないと手にできません。
自分に保険をかけてはいけません。
親御様としては我が子を傷つけたくない気持ちは分かりますし、なかなか難しいところではあります。
まだまだ、風は冷たく、本格的な春の到来はもう少し先のようですが塾生たちに早く春が来るよう祈る毎日です。
では、また。☆彡
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