皆さんこんにちは。

富山市山室の学習塾「茗溪進学会」塾長の澤木です。
読んでためになり、子供たちが幸せになるヒント情報を発信します。
どうかお付き合いください。

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高校の倍率をどう読むか
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jyuken昨日、県立高校の倍率が発表されました。

私はかなり勝手な推定ではありますが、何を読み取り、何をすべきかという本質を考えてみました。

特に現中2の生徒ご父兄には重要です。

まず、中部高校と富山高校ですが、探求化学科に志望が集中して普通科が定員割れです。

「探求で漏れても普通科に行けるから、探求に出しとこう」という人が多かったのでしょう。

探求で不合格でもそのまま普通科にスライドさせて判定するようですが、いくらなんでも今年の中部みたいなのは異常です。

何のために二つの科を設けているのか意味がありません。

深読みし過ぎかもしれませんが、来年あたり高校側も何か手を打ってくると読みます。

実は昔は倍率と生徒レベルを適正化する目的で理数科から普通科にスライドする場合に減点がありました。(と言われています)

理数科で不合格だった人はハンディを負って普通科の受験生と一緒に判定されるわけですから、場合によってはグロスで勝っていてもネットで不合格になる生徒もいたのです。

そのため、自然に理数科を受ける人数が是正されていたわけです。

私は来年は特に探求科を志望しない生徒は普通科を第一志望にしておくのが無難だとみます。

くどいようですがこれは私の勝手な推論ですよ。念のため。

また、南高校が1.44倍と高倍率です。

昨年の大学進学実績が飛躍的に伸びた背景には柔軟でモチベーションアップに力を入れている学校指導があると思います。

進学高校は大学進学実績が来年の倍率を占う大事なデータになりますから目が離せません。

倍率が高いことが受験の合否判定にどのように影響するかは案外知られていません。

倍率が高いと点数の判定のライン皆さまが想像するほど極端にアップするわけではありません。

アップするというより、「合否ライン」と言われている点数により厳格に近づくといったほうがいいかもしれません。

かねてから申し上げていますが、高倍率になるとモノを言うのが「内申点」です。

南高校を例に挙げれば、仮に上から定員の230番目でラインを引いた点が200点満点で135点だったとしましょう。

点数で上位2割ほどに入る139点以上の生徒は受験の点数だけで合格決定となりますが、おそらく132~138点あたりの生徒が内申点判定に持ち込まれます。

同じようなレベルの成績の生徒が集まるのでかなりの割合の人数が内申点と受験点数の合計点での判定になるわけです。

その内情は中学の先生は把握されているので、受験校を絞る時に「内申点が足りる、足りない」という言い方をするのです。

いずみ高校や南高校など高倍率が予想される高校を志望する生徒にとって内申点対策が極めて大事な要素だとお判り頂けるでしょう。

内申点は①定期試験の点数、②提出物、③授業態度(先生の印象)の順で99%決まります。

生徒会活動と部活動はほぼ無関係です。

折角実力があっても「内申点が足りない」と言われるのは実にかわいそうなことです。

現中1、中2のご父兄様方はこの1年間の心構えと定期試験対策への取り組みが一番大事だということをしっかりと認識なさってください。

「先んずれば人を制す」。ご不安なご父兄様はお早めにお問い合わせください。

では、また。☆彡

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