皆さんこんにちは。
富山市山室の学習塾「茗溪進学会」塾長の澤木です。
読んでためになり、子供たちが幸せになるヒント情報を発信します。
どうかお付き合いください。
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時間を巻き戻すことができるなら
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2年続きでコロナばかりの暗い年の瀬に加え、規制やら他人の目やらで実に窮屈な時代になってしまったものです。
何でもアリのハチャメチャな昭和時代に若い時を過ごした私なんぞはついつい「昔は良かったなあ」なんて思ってしまいます。
そんな思いもありますが、あなたがもし時間を巻き戻せるなら、どこからやり直したいですか?
私なら高校1年まで戻したいですね。
決して学歴や仕事だけが人生ではありませんが、高校3年間は大事な一生を決める大学進学のための3年間と言えるからであり、そこからやり直すことが出来たら自分の人生は別のものになっていただろうなあ なんて思ってしまうのです。
この3年間で夢と目標を持ってしっかりと努力するかしないかでその後何十年もある人生に大きな違いが出てくるのですが、高校生時代はそのことがよく分からないのもまた人生です。
茗溪進学会は高校卒業まで塾に通ってしっかりと勉強する生徒が多いのですが、一般的に新高校生が仮に10人いたら、卒塾まで通って大学進学する生徒は5人いるかいないかと言われています。
中学生が塾を辞める理由はだいたい「成績が上がらないから」ですが、高校生はマインドが長続きしないのが原因です。
富山県は県民所得が全国トップクラスであるにも関わらず、大学進学率は全国平均以下という不思議な高校第一主義県です。
団塊世代に多いのですが、富山には出身高校が人間のステータスと信じているアホな人が多いので高校入学と同時に燃え尽きてしまう生徒が多いということもありますが、高校側にも責任があります。
最近はやや減って来た傾向がありますが、高校は大量の「学校課題」を生徒に押し付けます。
学校の先生も学校課題に学力向上の効果がないのは分かっているはずですが、悪い慣習、体質から脱却しようとは思わないのはいかにも教員の体質なのでしょうか。
通常、塾は高校生に対して学校課題ではなく、予習復習やセンター対策などしますが、学校課題に追われるだけの生徒は塾に通っての勉強までなかなか手が回りません。
学校課題だけ漫然と家でやっていても力はつきませんので、成績は下がるだけです。
成績が下がれば、学校課題の負担が大きくなり、ますます塾に足が向かないという悪循環に陥ります。
親は「行かんがならお金がもったいないから塾辞められ!」と言います。
当然です。
生徒はこれ幸いとばかり現実逃避に走ります。
かくして気が付いた時は時すでに遅しとなっているのです。
そんな高校生らが大人になった時、「もし、時間を巻き戻せるなら、どこからやり直したいですか?」と聞かれたら何と答えるか私は分かります。
きっと「高校1年生から」と言うだろうと思う塾長でありました。
では、また。☆彡
◇◇◇茗溪進学会ニュース◇◇◇
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