皆さんこんにちは。

富山市山室の学習塾「茗溪進学会」塾長の澤木です。
読んでためになり、子供たちが幸せになるヒント情報を発信します。
どうかお付き合いください。

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二刀流なんていらん
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今年の流行語大賞は「リアル二刀流/ショータイム」でした。

MLBでの大谷翔平の活躍は立派ではありましたが、この先の見えない世相を反映する流行語大賞に選ばれる言葉だったかどうかと言えば個人的には疑問を感じます。

テレビの報道番組も監視されているそうですが、こんな言葉一つ選ぶにも監視されているとしたら嫌な社会になったものだと思っています。

また今年の世相を表す漢字が「金」だったという報道にも違和感を感じます。

オリンピックで誰が金を取ったかすら記憶が薄れているのにこれはやはり「キン」ではなく「カネ」と呼ぶべきものなら納得です。

自分の利益だけを考える強欲な会社や人間ばかりで、社会が一つになることの大切さや難しい時代を象徴する言葉だと思います。

最近、子供たちの心の病とか引きこもりや自殺者が増えていると言いますが、明らかに原因があります。

脳が発育する大事な時期に感情や思考、犯罪抑制力をコントロールする「前頭前野」や集中力に関わる「右前帯状回」、物事を認知する働きをもつ「左前頭前野背外側部」の容積が減少してしまうのです。

今の世の中、人間らしく明るく生きるために一番大事な部分が成長しないのです。

では、なぜ、脳が萎縮するのでしょうか?

虐待や暴言、イジメや差別を受けると、脳はストレスホルモンを分泌し、発達を止めてしまうのです。

ヒトの体は外部からの攻撃に対しては意志とは関係なく自己防衛反応を起こします。

例えばウイルスや細菌が侵入した時などは発熱しますし、胃腸を休めた方が良い時は食欲を無くします。

脳の萎縮も体が外部の攻撃から体を守るための自己防衛反応です。

つまり、虐待や体罰、暴言を受けても心が傷つかないように脳を自ら委縮させて自己防衛するのです。

私が注目したのは、虐待やイジメなど特別なものではなく、日頃の子供に対してのなにげない接し方も影響受けるということです。

「勉強しなさい」「いつまでゲームしているの」お母さま方がついガミガミ口うるさく言ってしまうような行動も子供たちの脳を委縮させているというのです。

つまり感情的に言えば言うほど、その言葉を受入れる機能を果たすべき脳が委縮して聞く耳をもたなくなってゆくということです。

口うるさくいう割には子供のやる気が無く、成績が悪いとお悩みの方。

おそらくこれが最大原因ですね。

子どもに何気なくかけている言葉や行動が大きなストレスとなり、子どもの脳の成長を止めていると認識しましょう。

では、親が取るべき行動とは何でしょうか。

しつけと称する心理的虐待がNGなのは言うまでもありませんが、やる気を持って勉強させるにはどうするかが問題です。

この理屈から言えることは、やる気を持って勉強してもらうには「勉強しなさい」とは言わないことになります。

「勉強しない子供に、勉強しなさいと言うなと言われても、それはムリ、ムリ」というお母様へ。

塾の役割とはそのためにあるのです。

私も教室長も「勉強しなさい!」なんて言いません。

だた、やるべきことを黙ってさせているだけです。

子供だってやるべきことは理解しています。

塾では脳が自己防衛する必要がないんです。

これが塾へ行かせると成績が自然に伸び、正しい感情のコントロールが出来る子供になる理由です。

もちろんどんな塾でも良いわけではありません。

しっかりと良い塾を選ぶ必要があるわけですが、やる気のない子供に勉強させるのはこれしかないと思います。

二刀流なんて器用なことは出来なくてもいいですから、子供たちにはしっかりと自分の道を究めてもらいたいものだと思う塾長でありました。

では、また。☆彡

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