皆さんこんにちは。
富山市山室の学習塾「茗溪進学会」塾長の澤木です。
読んでためになり、子供たちが幸せになるヒント情報を発信します。
どうかお付き合いください。
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暑い日に思う
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毎日猛暑が続きますね。
「暑い、暑い」と言っていても仕方がありませんし、こんな暑い時こそ先達の言葉に耳を傾けてみると言うのはどうでしょう。
禅の言葉に「心頭滅却すれば、火自ずから涼し」という言葉があります。
この言葉は1582年(天正10年)3月、織田信長の甲州征伐の時に恵林寺で焼き討ちに遭った快川禅師の言葉として有名です。
歴史話らしく諸説はあるようですが、快川和尚は山門の上に織田軍に追われて逃げ集まった弟子たちに対し、「この機に臨んでどう法輪を転ずるか」と禅問答をしたそうです。
そして、いよいよ炎が迫った中で、最後に快川が「安禅は必ずしも山水をもちいず。心頭滅却すれば、火自ずから涼し」と唱えて、燃えさかる炎の中に身を投じたと伝えられています。
恵林寺を焼き討ちした織田信長自身も、そのわずか3カ月後、本能寺で明智光秀の謀反に逢い、炎の中で最後を迎える運命でした。
その時、光秀の謀反であることを伝えられた信長は、死の間際に「是非に及ばず」と言ったと伝えられています。
是でも非でもない、仕方のないことだという意味です。
戦国の世の道理を受け入れ、自分なりの生死観を持ち、心を整えていたからこその言葉だったと言われています。
今、日本はオリンピックで能天気に騒いでいますが、世界に目を転じればあちこちで動乱が起こっています。
私はあえて今回のオリンピックからは目をそらし、冷静に世の中の流れを観察する努力をしています。
コロナを入り口に探求してゆけば、時には歴史や宗教、文化人類学の分野にまで話は及んでゆくのがある意味楽しいものでもあります。
中国共産党とはどんな思想なんだろうか?アメリカは日本に平和憲法を押し付けたがなぜ自分たちだけ世界最強の軍事力を持つのだろうか?とかです。
あんまりコロナには関係なさそうですが深く探るとそんなところまで行ってしまうのです。
世は第三次大戦に入りつつあると言う人もいます。
この先、何が起きようが、動じずに受け止めることができる戦国武将らの境地に少しでも近づけるようになりたいと暑い日に思う塾長でありました。
では、また。☆彡
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