富山市山室の学習塾「茗溪進学会」塾長の澤木です。
読んでためになり、子供たちが幸せになるヒント情報を発信します。
どうかお付き合いください。

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平常心を持つ
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最近の大きな話題と言えば、何と言っても夏場所初優勝を決めた朝乃山につきます。

表彰式では日米両首脳から直接表彰されるなど、本当に果報者ですね。

この朝乃山が優勝インタビューで何度も口にしたのが「平常心」という言葉です。

平常心とは読んで字の如く、普段と変わらず揺れ動くことのない心理状態です。

私たちはすぐに他人の言動にイライラし、物事が思うようにいかないとすぐ不安になったり、負の感情で心を揺さぶられてしまいます。

特に最近はLINEとかのSNSで、相手の言葉足らずの表現にムカっときて疑心暗鬼になったりしている人も多いのではないでしょうか。

このような 「心の乱れ」は間違った判断や、誤った行為に走り、人生を悪い方向へ向かわせる元と言われます。

私も若いころはカッカして随分と損してきましたが、考えてみれば人生の損とは全てこの平常心を見失っていた時に被るものではないかと思いました。

不安や怒り、悲しみ、ストレスを与えてくる人物は必ず周りにいるものですが、その度に気分を害していては、自分が損をするだけです。

「世の中、こういう嫌な人はどこにでもいるものだ」 「こういう人が結局一番大きな損をするのだ」と、腹の中で思って気持ちを切り替えるようにするのがいいそうです。

また心理学者曰く、理想主義、完璧主義な人ほど、緊張しやすく平常心を失いやすいそうです。

私はそれに加え、他人からの目線を気にする「見栄っ張り」な人もその傾向が強いように感じます。

子供の成績一つ取っても「点数はこうでなければならない」「高校はここでなければならない」と思えば思うほど、親としての平常心が失われるような気がします。

一方で、「とりあえずこの程度頑張ればいい」と目標を低めに設定したり、「人生何となるさ」と考えれば不安感が低くなり、落ち着いて物事に臨むことができるものだと思います。

確かに成績優秀で偏差値の高い高校へ進学する子の父兄ほど、言い方は悪いかもしれませんが、あっけらかんとした感じの方が多いように感じます。

朝乃山の付き人朝鬼神は「朝乃山関は裏表はない。平常心というか、波がない感じ。大一番の前は本人が一番緊張しているはずなのですが無心でいるように見える」と話しています。

大一番でも揺らがない精神力の強さが初賜杯への原動力なのは間違いありません。

また、朝鬼神は筋肉トレーニングのコーチでもあるそうですが、「一生懸命教えることが結果につながるわけではない。自分で取り組む中で分からない部分について聞いてくるだけ。」と言っています。

平常心を持つということは自ら成長の道を模索することだとも分かります。

103年ぶりに富山から出た優勝力士を見て、まだまだ平常心の無い自分を反省しきりの塾長でありました。

では、また。☆彡

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