皆さんこんにちわ。
茗溪進学会塾長の澤木です。
少しでも子供たちが幸せになるヒント情報を発信します。
どうかお付き合いください。
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富山県では亀が勝つ理由
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昨日は新高1のご父兄向けに「大学入試説明会」を開かせて頂きました。
まだ中学を卒業したばかりなのに“大学入試”はピンと来なかったかもしれませんね。
でも3年間はあっと言う間です。
本当の勝負はここから始まるのですから決して私は早いとは思っていません。
お隣石川県に金沢錦丘中学高校という公立の中高一貫校があります。
一貫校になってからどんどん大学進学実績が向上し、毎年国公立大150人を超える合格者を出しています。
この人数は金沢のNo1高校泉丘高校に逼迫し、富山では中部高校並の数字です。
富山県には公立の中高一貫校がありません。
中高一貫校は高校受験がありませんから最初から目指す目標は大学となります。
片山学園以外中高一貫校のない富山県では生徒は高校合格でとりあえず一服します。
頑張って合格したのですから「一服するな」とは言いません。
今日もゲーセン、カラオケ、ファボーレなどの自転車置き場は満車でしょう。
一番問題なのはお子様と一緒にご父兄様が一服されてしまわれるケースなのであります。 😥
いまどき高校合格くらいで人生の勝ち組になれるなどとお考えの方はいないと思います。
でも、その一服はうっかりすると3年続いちゃうんですね。
時は流れて3年後。
「あんた大学どこ受けるがいね? 👿 」
「えー!行く大学ないちゃ、さ、何ゆーとんがけ? 👿 」
「どーすんがいねー!ウチそんなお金のかかるとこ行かせれんがいぜー 👿 」
かくして悲惨な会話がご家庭で飛び交うことになります。
こういうのを日本語4文字で「後の祭り」と言います。試験に出るので覚えておきましょう。
生徒たちを見ていると思います。
「ウサギと亀の話」はまさに大学受験のためにある童話ではないかと。
当塾は中高一貫指導がモットーの進学塾です。長い一服は認めておりませんのでご安心下さい 🙂 。
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さて懇親会では大学入試制度が2020年度から大きく変わることもお伝えしました。
時期や内容はまだ未確定ですし、新高校生に直接関係はないのであまりご父兄は関心がなかったかもしれませんね。
ちなみに大学入試制度改革のポイントは、センター試験に代わって「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」が実施される点です。
これは「知識・技能を活用して、自ら課題を発見し、その解決に向けて探求し成果等を表現するために必要な能力」である思考力・判断力・表現力を中心に評価するというものです。
答えが一つではない問題に答えるために必要な能力が重視されることになります。
単なる暗記力が試される○×式の問題では能力が評価されないということでしょう。
大学入試制度は1979年の共通一次試験から何度も変わりました。
「ゆとり教育だ」「いや脱ゆとりだ」などと、お役人が自分の実績を残すために新しいことをやろうとしているとしか思えないこともあります。
振り回される学校側や生徒側にすればいい迷惑です。
私は制度の論評は申しません。
だって勉強する生徒はするし、やらない生徒はやらないのです。
どんな制度であれ必然的に将来の収入などにつながる学力格差がつくのは残念ながら世の常です。
私は塾長としてやるべきことに最善を尽くすだけです。
では、また。
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