皆さんこんにちは。
富山市山室の学習塾「茗溪進学会」塾長の澤木です。
読んでためになり、子供たちが幸せになるヒント情報を発信します。
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学校のオンライン授業はアリか
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教育のデジタル化を巡って、河野行革大臣と萩生田文科大臣が火花を散らしてるそうです。
「小中学校にデジタル教材を用いた遠隔授業を導入し、教育の自由度を広げるべき」というのが河野大臣や平井デジタル大臣の意見です。
一方で「教育現場では対面での学びが重要」という慎重な姿勢を取るのが萩生田大臣です。
コロナで休校期間が長かった背景もあり、世間ではオンライン教材とか学習塾もオンライン化に舵を切っている感がありますが、皆さんはどうお感じですか。
小中教育のオンライン化は過疎地や不登校児を対象とした試験的な導入以外はほとんど進んでいません。
茗溪進学会では成績アップと時間効率を念頭に置いた合理的なシステムのために10年前から映像教材を導入しています。
自宅学習は前提にはしていませんが、一口にオンライン化とかデジタル教材と言ってもメリットデメリットがあり、要は使い方で毒にも薬にもなります。
今回のコロナ騒動では、オンライン自宅学習も即対応しましたが、私は小中学生には遠隔授業であれ、映像配信であれ、少なくとも小中学生対象に自宅オンライン学習での効果はあまり期待できないと感じています。
それは、自宅でオンライン授業で完結できるのはせいぜい高校生か大学生になってからであり、小中学生で使える生徒はいいところ10%いるかどうかだからです。
学校教育を画一的な枠組みで考える必要性があるとしたら、一足飛びのオンライン化は慎重にしないと全く逆効果になる危険性が高いと見ます。
河野大臣側の主張は「できる子はオンラインでどんどん前に進み、飛び級なども出来るような規制緩和も進めるべきだ」というものです。
しかし学校とは文科省が定める最低レベルの学習指導要領を学ぶところであり、あまり学校現場に過剰な期待はしない方がいいかもしれません。
ただ子供には潜在能力があり、その高い能力を小さい時から解放してリーダーを育てることができるのは間違いありませんし、子供らも大学や社会人になった時に抵抗感なく自主的な勉強ができるような環境整備は少しづつ進める必要があります。
なにやら支離滅裂でどっちつかずの事を言っているようですが、何といっても日本がIT後進国と言われる原因は、既得権益と前例主義です。
規制改革を進める期待分を入れて、私は6:4で河野大臣寄りかもしれません。
ただ子供らの教育を政争の具にして欲しくはないというのが本音の塾長でありました。
では、また。☆彡
◇◇◇茗溪進学会ニュース◇◇◇
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