皆さんこんにちは。

富山市山室の学習塾「茗溪進学会」塾長の澤木です。

読んでためになり、子供たちが幸せになるヒント情報を発信します。

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キーワードは「多様性」
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今日の新聞に「金沢大学、文理融合で先導人材育成」という記事がありました。

金沢大学は、社会で役立つ人材を育成するための教育改革の幹事校として文科省から認定を受けています。

新設が予定されている新学部や新学科だけでなく、既存の学域にも文理融合科目を必修化するなどの取り組みになるとのことです。

「教養と専門性を併せ持つリーダーの養成を目指す」というもっとらしいことを言っているようですが、就活で手一杯の学生にあれこれ押し付けていいのでしょうか。

小学生もやれ「プログラミング」だの「英語」だのなんでもかんでも押し込むのと似たようなもので、消化不良になって中途半端になるのが私は心配ですね。

そんな報道がある中、トヨタ自動車が技術系の大学生・院生の新卒採用について、学校推薦を全廃するという発表をしたそうです。

技術系の採用を事務系同様に自由応募に一本化するとのことです。

中国や欧米諸国から「2030年までにガソリン車を全廃する」という発表が相次いてますが、自動運転と電気自動車がこの10年くらいで一気に普及して自動車業界は過去に例を見ない変革期を迎えるのは確実です。

これからの自動車はバッテリーとパソコンとモーターをパーツメーカーから調達すれば誰でも作れる時代になるわけで、自動車メーカーが過去に積み上げてきた自動車作りの専門技術は無用の時代になるわけです。

時代が変わればトヨタ自動車だって生き残れるかどうか分からないと言う人もいる時代にどんな人材を採用すべきかというのは非常に大事なポイントになります。

トヨタは今まで技術職のほとんどは大学の研究室の推薦で入社していたのですが、それを止めて自由応募に一本化するということと、金大の文理融合改革は関連性があるように思います。

つまり専門バカではなく、専門以外の技術や知識を持つ学生を広く募集する必要があると考えているわけであり、大学側もその流れに沿った動きをしているということです。

企業側からすれば、大学の縛りを受けずに多様な人材から採用できるメリットがありますし、学生側から言えば、実力で就活できる自由競争がメリットになります。

これからの子供らが何を考えて何を学んでゆく必要があるのか考えさせられる二つのニュースです。

コロナ禍で就職内定率が悪く、内定取り消しが増えている就活もままならない時代こそ「多様性」というキーワードが大事だと思う塾長でありました。

では、また。☆彡

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sawaki