皆さんこんにちは。
富山市山室の学習塾「茗溪進学会」塾長の澤木です。
読んでためになり、子供たちが幸せになるヒント情報を発信します。
どうかお付き合いください。
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子供の将来を決めるもの
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7月に入り暑い日が続いたかと思えばひどい雨降りです。
梅雨らしいと言えば梅雨らしい天気なのですが、被災地は大変です。
大阪で地震があったエリアからのテレビ中継を見ましたが、多くの家でまだブルーシートが掛かったままの状態でした。
レポーターによれば修理する業者が決定的に不足しており、工事の目途が立たないのだそうです。
先日、政府が外国人労働者の受入れ基準を大幅に緩和する方針を決めましたが、その中には深刻な人不足である建設業があります。
建設業は多くは屋外現場での作業なので、労働者にとって特にこの時期はこたえる仕事です。
家の近所でも新築の基礎工事を数日前からしていますが、猛暑だろうが土砂降りだろうが日程上、下請け工事に待ったはありません。
先日、36℃の炎天下で道端に辛そうに座り込んで休憩している若者の疲れた顔を見て感じました。
別に職業に貴賤をつけるつもりはありませんし、何を職業に選んでも自由なのですが、もし同じ給料を貰う立場で働くとすればどうでしょうか。
何だかんだと言っても、やっぱりこういうときは涼しいクーラーの聞いた部屋で重たい物を持たなくても済むような仕事をしたほうが得ではないでしょうか。
よく「東大の合格者の家庭の平均所得は〇〇万円以上とか」とかいう話を見聞きします。
教育に掛けることができるお金、つまり「教育資本」が高いことがより良い教育を提供できる背景にあることは疑う余地がありません。
しかし考えてみたら変な話です。
お金持ちの家庭がそうでない家庭に比べ、何にそんなにお金を特別に使うと言うのでしょうか。
あってせいぜい塾に行かせられるかどうかくらいの差であり、その費用など年間通して平均すれば国立大と私立大の授業料の差の3分の1にもなりません。(もちろん3分の1以下と言うのは茗溪進学会のケースで、ボッタクリ塾は知りませんよ)
それ以外何にお金を使えば子供の学力が高くなるというのでしょうか。
本当の教育資本の差とは表面的な教育費に現れるものではなく、家庭の文化資本に使われるというのが真実です。
文化資本とは例えば家の中にどんな本の種類がどれだけあるか、両親がどんな教養高いライフスタイルを送っているかなどです。
つまりトータルとしての家庭環境に現れます。
子供を優秀に育てたければ、子供に幼少期から学習の機会、環境を準備してあげることが「教育資本」の正体ということです。
子供の言いなりになって、ゲームやスポーツばかり好きなことだけ夢中にさせておくと後々子供が職業選択で辛い目に合います。
成り手がいない辛い仕事は一時的に稼ぎに来る外国人労働者から見れば魅力的かもしれませんが、子供らにとっては一生付きまとう重大な問題です。
土砂降りの雨が溝から溢れた流れを見ながら子供らの人生の流れが末良きものであることを願う塾長でありました。
では、また。☆彡
◇◇◇茗溪進学会ニュース◇◇◇
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