皆さんこんにちわ。

富山市山室の学習塾「茗溪進学会」塾長の澤木です。
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偉大な記録の陰に偉大な師あり
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マーリンズのイチロー選手が日米通算安打数でピート・ローズの最多安打記録を抜いたというニュースが駆け巡りました。

賞賛に値する偉大な記録であり、イチロー選手に学ぶことは非常に多いと思います。

イチロー選手自身のことはテレビなどで報じられているので触れませんが、私が注目したいのは「師」の存在です。

イチローの偉大な記録はオリックス時代に出会った仰木彬さん(故人)という監督に導かれた結果だと言われています。

イチロー

仰木監督は昭和30年代の西鉄ライオンズ黄金期に活躍した選手で、近鉄・オリックスを率いた監督です。

独特の選手起用と采配は当時「仰木マジック」と呼ばれ、1996年オリックスを悲願の日本一にしました。

選手の個性と自主性を尊重した抜擢手法は天下一品で、就任当時二軍で燻っていたイチローを世界的名選手へと飛躍させたほか、日本からMLBの先駆者となった野茂英雄投手を育てたのも仰木監督です。

野茂投手のトルネード投法やイチローの振り子打法など仰木監督は選手の個性として認め、それを武器に伸ばしたと言えるでしょう。

後にイチロー選手は「僕は仰木監督によって生き返らせてもらったと思っています。監督はたとえ数試合安打が出なくても、根気よく使ってくれました。その監督に感謝するためにも、いい成績を残したかった。」と語っています。

イチロー選手の偉大な記録も仰木監督に出会えなければ生まれていなかったのですね。

もちろんその仰木監督にも西鉄ライオンズ時代からの師匠である三原監督がいます。

仰木監督は監督就任前は三原監督の下で20年もコーチの裏方を務めました。やはり良き師になれたのも良き師の下での長い下積みがあってこそのことだったのです。

イチロー選手はチームメートから「チームの勝利より自分の記録のためにシングルヒットしか打たないモスキート野郎」と揶揄されたこともあると語っています。しかしオリックス時代にイチローが監督から授けた信念を通しているわけです。

仰木監督はイチローに「ヒットを打つことに集中し、打てれば素直に喜べばいい。チームの敗戦を悩むのはオレの仕事だ。」と言ったことで吹っ切れたということです。

私も毎日多くの生徒たちに接しながら個性を伸ばし、幸せになってもらう言葉に悩みますが今回のニュースは自分自身のコーチング技術を磨くために本当に参考になるものでした。

他人の記録を「凄い!凄い!」と騒ぐだけではニュースも一日で飽きてしまいます。

次は自分が凄くなるためにはどうすれば良いのかを学ぼうではありませんか。

では、また。☆彡

◇◇◇茗溪進学会ニュース◇◇◇

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期末で中間試験のリベンジを!!!

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