皆さんこんにちわ。

富山市山室の学習塾「茗溪進学会」塾長の澤木です。
読んでためになり、子供たちが幸せになるヒント情報を発信します。
どうかお付き合いください。

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二股受験の悲劇
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今日は新学期の始業式です。

昨夜は塾の中学生の会話はクラス替えのことが多く、一番気になるようです。

仲の良い友達と一緒なった方がいいと思う反面、子供らにとって静かな環境が大事だと考えたら必ずしもそうでもないかもしれません。

今日はどんな報告が聞けますことやら楽しみです。

さて、今年も新中3生の高校受験が始まりました。

先週土曜日には第一回の富山全県模試を実施しました。

公開会場受験は7月からの第2回目からですが、重要な指標ですので茗溪進学会では中3には必須の受験としています。

模試と言えば私たちが論理的な説明がつかない謎が一つあります。

名付けて「二股受験生の悲劇」というやつです。

残念なことに、富山県は一私塾が主催する模試と公正中立な富山全県模試と高校入試模試が2つに分裂しています。

二股受験生とは両方受験する生徒の事です。

謎なのは“二股受験生はハッピーエンドで終らない率が非常に高い”という不思議な現象です。

模試はそれなりのメリットもあるでしょうし、模試を受けること自体、受験の失敗を呼ぶほどのリスクがあるとは論理的には考えにくいのですが何故かそんな生徒に限って結果は芳しくないのです。

私は親御さん主導で両方うけさせるケースは「子供を信じる力」の反作用が及んでいると考えてます。

似たようなケースで思い当たることがあります。

実は私も塾業界ばかりにいたわけではなく、フツーのメーカーでサラリーマン経験もあります。

メーカーの営業相手は大体いわゆる代理店です。

代理店の中には主要な取引メーカーを一社決めて付き合って頂けるAタイプと、何社かのメーカーを天秤にかけながら取引するBタイプに分かれます。

Bタイプは常に価格と商品ラインナップの注文がうるさく、何かと営業しづらいものです。

天秤にかけられると価格交渉が有利に働くから経営戦術的には一見良さそうに見えますが、バブル崩壊後の長期不況やリーマンショックで淘汰されていったのは圧倒的にBタイプでした。

主要取引メーカーを決めるAタイプが強いのは最後は信用力つまり信じる強さがあるからだと思っています。

模試も二股天秤にかけるということは実はどっちの模試も信用していないということであり、ひいては我が子を信用していない気持ちに通じるのではないでしょうか。

二股悲劇の元は実は親御さんの心の中にあるのです。

「信じることを怖れる思考」からは自己保身や損得勘定しか生まれず、気が付かないうちに子供の潜在能力を削いでいるのです。

親から信じてもらえない子供がどうして力を発揮できるでしょうか。

この「負のパワー」がハッピーエンドを遠ざけるのです。

どこの塾でも塾は子供たちの可能性を信じることが指導の原点です。

「子供を信じる」と言うのは無償の愛を与え、何があっても事実を受け入れる覚悟を決めることです。

決して容易なことではありませんが、受け入れる腹が決まれば気持ちもラクになるものです。

これがお子様が幸せになれる秘訣だと思います。

新学期を迎えるにあたり、どうかこの一年自分を信じ、わが子を信じて一緒に見守ろうではありませんか。

では、また。☆彡

◇◇◇茗溪進学会ニュース◇◇◇

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sawaki