富山市山室の学習塾「茗溪進学会」塾長の澤木です。
読んでためになり、子供たちが幸せになるヒント情報を発信します。
どうかお付き合いください。
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中吊り広告に思う
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最近の世相を反映するような笑えるニュースを見ました。
なんでも阪急電鉄の中吊り広告が批判を呼んでるそうです。
阪急電鉄が電車の中吊りの「はたらく言葉たち」というメッセージ広告の中にこんなのがあったそうです。
「毎月50万円もらって毎日生きがいのない生活を送るか、30万円だけど仕事に行くのが楽しみで仕方がないという生活と、どっちがいいか。 研究機関研究者80代」
「不愉快だ 👿 」といった声が多く寄せられ、阪急電鉄は10日で広告をとりやめることを決めたそうです。
皆さんはどうお感じになりますか?
私は“人間とは常に自分を基準にして、自分を正当化する動物である”という普遍的法則に当てはめて考えるようにしています。
「80代」が本当なら、この人が現役バリバリだったのは昭和の高度成長期でしょう。
当時は日本中が貧しい時代で、サラリーマンの月給も数万円。クーラー、カラーテレビ、車が3C「三種の神器」と言われた時代です。
つまり「みんな安月給で苦しい生活だったけど前を向いて頑張っていた。生きがいある人生だったなあ。(だけど最近の若い連中ときたらどうだ。自分が拝金主義の亡者なのは棚に上げ、満たされないのを他人のせいにする奴らばかりじゃねーか!)」と自分の人生をしみじみ回顧してるだけなのでしょう。
皆さん30万とか50万という金額を捉えて、「月収の基準がずれている」とか騒いでいます。
おそらくは昨今の給料事情を詳しくご存じないのであろうこの爺さんが、低額所得者と高額所得者をテキトーに表現しただけのことでしょうから、そんな数字にいちいち食いついてガタガタ言う必要などないのであります。
「俺は30万もねえんだゾ!」みたいな人たちが騒いでいるそうです。
もし、同世代が50万貰っているのに自分が30万しか貰っていないとすれば、自分の生き方の結果がそうだっただけの話であって、電車会社にケチをつけるのは“筋違い”というものです。
しかし、ベンチャー企業を起業して一山狙うとかしない限り、一旦社会の歯車に組み込まれて回り出した以上、自分の努力だけではそう簡単に収入を上げることはできないのが世の中です。
つまり、やりがいのある仕事をして、満足のゆく収入を上げる人生を送るためには、幅広い選択肢の中から職業選択ができるよう若いうちに一生懸命努力して、学習しておく必要があります。
それが勉強が大事な理由です。
若い時に散々好き勝手に遊んでおきながら、つまらない仕事で安月給でもそれをもらうために乗らざるを得ない満員電車に詰め込まれ、目の前にぶら下がった中吊り広告を見てキレてるような情けない大人にはなってもらいたくないと思います。
でもこのじいさんが言う、「仕事に行くのが楽しみで仕方がないという生活」なんか世の中にあるんでしょうか?
「多分ないだろうなー。」と思う塾長なのでありました。
では、また。☆彡
◇◇◇茗溪進学会ニュース◇◇◇
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