皆さんこんにちは。

富山市山室の学習塾「茗溪進学会」塾長の澤木です。
読んでためになり、子供たちが幸せになるヒント情報を発信します。
どうかお付き合いください。

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ワクチンどうする?
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コロナですっかりと世の中変わってしまいましたが、季節は巡り、暑い夏がまた来ます。

夏は夏期講習会がありますが、今年の日程を確認していたら祝日がカレンダーと違っていることに気が付きました。

東京オリンピックが一年延期になり、昨年末に今年の祝日が急遽変わったせいでカレンダーの印刷が間に合わなかったのでしたが、ご自宅のカレンダーは7月22,23日は休みになってますでしょうか?

裏にどんな不都合な真実があるのか知りませんが、アメリカが日本への渡航中止勧告を出してもオリンピックは日本にさせるつもりみたいです。

「不都合な真実」とは2000年のアメリカ大統領選挙でブッシュ対ゴアの戦いがあった時に地球温暖化の政策を巡った対立が映画化されたタイトルで「不都合な真実」とは「公表されたら利権を得ている組織・人が不都合になる真実」です。

そんな「真実」を知らなくても、私たちは日々何かを選択しながら生きて行かなければなりません。

東京オリンピックなどあろうがなかろうが、これを読んでいる人に直接関係する人はいないと思いますが、やはり目下の選択肢で一番関心が高いのが“ワクチンを打つかどうか”の選択ではないでしょうか。

テレビでは、「ワクチン接種がコロナ収拾の決め手!一日も早く国民全員が接種するのが当たり前」的な報道ぶりです。

朝からNHKニュースを見て、ワイドショーで不安を煽られるお年寄りが焦ってワクチンに群がる気持ちは分かるのですが、別の視点もあります。

ネットの中では、動物実験では2年で全部死んだとか、将来不妊になるだの、免疫不全で死ぬだの、ワクチンの健康被害に警鐘を鳴らす論調が凄まじく、果てはまことしやかな陰謀論まで飛び出す始末です。

さすがにネットからの情報が多い若い世代はワクチン接種に二の足を踏んでいる人の方が多いといいますが、これだけ両極端な情報の何が正しい情報で、何が「不都合な真実」なのかさっぱりわかりません。

どう考えるべきなのでしょうか。

「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」という諺がありますが、やはり私は人類が長い歴史から得た知恵に学ぶのが良いと思います。

それは、「人は自分の経験で判断しようとするが、リソースは限られいるので正しい判断が出来ない。過去に先人たちはどう考え対処したかが大事だ。」という意味です。

哲学者ヘーゲルは『ミネルバのふくろうは黄昏に飛び立つ』という言葉を残しています。

ミネルヴとはローマ神話に出てくる知恵や英知、洞察力の女神であり、そのミネルヴァの肩には知性や英知の象徴としてフクロウが止まっています。

フクロウは昼間は眠っていますが一日が終わった夕暮れに夜の闇に飛び立って鋭い目で知恵を獲得するものだということです。

難しい言い方ですが、総体の認識の方法論を示すもので、認識の対象を総体的、体系的に知り、判断するためには、その対象が十分に成長・発展から衰滅へと向かい始める晩期の局面まで待ってから判断するのが正解ということです。

さて、もし現代にミネルヴァがいたとしたら彼女はワクチンを打つでしょうか。

おそらくミネルヴァは先にワクチンを求めた人がどうなったか、ピンピン達者で生きているか?はたまたあえなく死んでしまったか?十分にその結果が出たころにフクロウを解き放ち、総括させて自分が打つかどうか決めることでしょう。

そして、その時代はこういう時代だったから、次の時代はこういうふうに備えようと得た知恵を活かして変化していくことでしょう。

進化論を唱えたチャールズ・ダーウィンはこうとも言ってます。

「最も強い者が生き残るのではなく、 最も賢い者が生き延びるでもない。 唯一生き残るのは、変化できる者である。」と。

私たちが現代に遭遇している未知なる時代に、どのような変化がこれから求められるのかが大事です。

メディアやネットの情報に右近佐弁せず、フクロウのようにしっかりと真実を見極めて自らを変化させるようにしたいものです。

と、色々書きましたが「ワクチンはとりあえず2,3年様子を見てから決めても遅くないのでは?」というのが結論の塾長なのでありました。

では、また。☆彡

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sawaki