皆さんこんにちわ。
富山市山室の学習塾「茗溪進学会」塾長の澤木です。
読んでためになり、子供たちが幸せになるヒント情報を発信します。
どうかお付き合いください。
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ライバルあっての成長
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元広島カープの「鉄人」衣笠祥雄さんが亡くなりました。
愛称の「鉄人」は背番号28を人気マンガ『鉄人28号』になぞらえたものですが、1987年にはルー・ゲーリッグの持つ連続試合出場の世界記録2130を更新し、文字通りの鉄人となったわけです。
衣笠選手は引退まで2215試合連続出場、17年連続全試合出場を達成し、計5度の優勝に貢献しました。
昨今のプロ野球選手はやれ「腰に違和感があった」だの「手に豆ができた」だのなんだかんだと言うといとも簡単に試合を休ませます。
時代の違いなんでしょうが、私も野球に熱くなった中高生時代に活躍した自分の世代にも近いこの選手たちに本当のプロを感じます。
本当にスポーツを愛し、スポーツの本質を理解しているアスリートとは、「自分を最高のコンディションに高め、最高の競争相手に勝つことを求める」と言います。
スポーツは決して戦争ではありませんし、戦う相手は敵ではありません。
英語で競争はcompetitionと言いますが、、ラテン語の competere から来ている言葉で、元々の意味は「同じ目的に向かって一緒に努力すること」なんだそうです。
野球はデッドボールで大乱闘になるシーンがありますが、ある試合で衣笠さんはデッドボールを受けても平然と一塁に向かいました。
実はその時に肩甲骨を骨折していたそうです。
試合後ピッチャーが心配して電話をしてきましたが、衣笠選手は「デッドボールのあと、二塁打されたろ。動揺しちゃだめだ。」と言ったという逸話があります。
まさにスポーツ選手の鏡ですね。
さて、4月の頭に実施された中教研試験ですが、一ヵ月もたってようやく平均点が出てきました。
平均点は出たものの番数はまだ知らされていないようです。
県下の全中学生が受験したこのテストの相対的な比較はまさに「competition」ではないでしょうか。
もう忘れかけたようなタイミングで知らされたとことで生徒だってピンと来ません。
勉強もライバルあってはじめてモチベーションが維持できるから成長するのです。
相手と自分を比較して、点数の勝ち負けを競うことが目的ではなく、競い合って自分を高めようという気持ちを持つことが大事なのです。
鉄人衣笠のプロ意識に改めて感心している塾長なのでありました。
では、また。☆彡
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