皆さんこんにちは。
富山市山室の学習塾「茗溪進学会」塾長の澤木です。
読んでためになり、子供たちが幸せになるヒント情報を発信します。
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「無料」に罠あり
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今年度4~6月期の第1Qの国内総生産GDPが前期比27・8%減とリーマン・ショック後の年率17・8%減を上回る戦後最悪のマイナス成長を記録したそうです。
特に個人消費の落ち込みが大きく、輸出も急減して内外需ともに総崩れでした。
ちょうどコロナでステイホームとか休業要請が出ていた時期であり、想定内だったとは言え、この急落は酷いものです。
いつなったら景気回復の声が聴けるのか本当に憂鬱になりますね。
学習塾業界ですが、先日の日経新聞の発表では東〇衛星スクールはじめ、大手7社は全部赤字幅拡大という惨憺たるものでした。
富山でも2月の大手学習塾の倒産も記憶に新しいところですが、ただでさえ少子化の波がジワリと来ていたところにコロナの追い打ちは固定費の大きい大手は相当こたえているようです。
テレビCMに集客を頼っているようなところさぞ大変だろうと思います。
景気の波はいつでも繰り返されますが、競合同士、切磋琢磨しあいながら協働で市場開拓し、共存共栄するのがどの業界でもあるべき姿です。
しかし、最近、なりふり構わない半分詐欺まがいの生徒募集をしている塾があると聞いたのでこの際、注意してほしいと思い書かせてもらいます。
それはチェーン系に多い「〇ヶ月分授業料無料」というやつです。
成績が上がらないという理由で転塾してきたご父兄からよく聞くのが「退校を申し出てもその翌月分まで授業料がかかる契約書になっていた。」という話です。
1ヵ月無料と言っておきながら、辞めても1月分追加で取られるので実質無料でも何でもありません。
このカラクリに引っかかってしまうケースは多いのですが、こんなのはまだかわいいほうです。
最近はもっとタチの悪い勧誘が横行しています。
塾は普通は「体験授業は無料」が当たり前です。
茗溪進学会は体験授業を受けても体験を受けた月は無料ですし、何回体験授業を受けても、あくまでそれは体験であってお代は頂きません。
入校するときは、必ず入校申込書に署名捺印して頂いた上で翌月から入校になります。
当たり前の話です。
ところが、最近、「無料体験授業」のつもりが、いつの間にか「〇ヶ月分授業料無料申込」=「入校申込」になってしまっていて、気づいた時には断るに断れない状態になってしまっていたという生徒がいると聞きました。
言葉が紛らわしいところを巧みに突いたあざとい手口です。
どんな説明を事前に受け、どんな書面を貰っていたのか分からないのでいい加減なことは言えませんが、もし、本当に意思に反して体験のつもりであることを知りながら入校させていたとすればこれは詐欺です。
コロナで経営が厳しいのはどの業種業界も同じですが、苦しいからと言ってこんな行為が横行すれば業界のイメージダウンになりかねず、共栄共存どころか共倒れになってしまうことが心配です。
2学期も始まるタイミングでもあり、「これからどこか塾でも・・」とお考えの方も多いかと思います。
どうか「無料」だけにはくれぐれもご注意下さい。
とにもかくにも、「“無料”は危険な罠」をシッカと心して頂きたいと思う塾長でありました。
では、また。☆彡
◇◇◇茗溪進学会ニュース◇◇◇
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