皆さんこんにちは。

富山市山室の学習塾「茗溪進学会」塾長の澤木です。

読んでためになり、子供たちが幸せになるヒント情報を発信します。

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本当の頭脳の使い方
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将棋の藤井聡太棋聖が王位戦で木村王位から4連勝で王位を奪取し、史上最年少となる18歳1カ月での二冠保持&八段昇段を達成しました。

将棋には格付け順に、竜王、名人、叡王、王位、王座、棋王、王将、棋聖 と8つのタイトルがありますが、どのタイトルも挑戦権を得ることからして実に大変なことで、これを18歳で2つも取ってしまうとは計り知れない化け物です。

現在の格付け1,2の竜王と名人は先日棋聖位を奪った“魔王”渡辺明とくればその実力は疑う余地なしです。

しばらくはこの天才少年の話題で持ち切りでしょうね。

将棋のタイトル戦はABEMA TVで見ることが出来ますが、最近はAIを使った、優劣の状態や次の一手の予想とかも出るので、それを見ながら観戦すると興味深く見れます。

私が驚くのは、プロが指す手の多くはAIが200億手も読んで最善手と予想した手と一致することです。

この目覚ましく進歩しているAIの頭脳を将棋以外にも活用できないものかと考えてしまいます。

少々難しい言葉になりますが、コンピューターの最大の強みは「多変量解析」と言われます。

多変量解析とは、沢山ある変数で構成されたデータを統計的に扱う手法です。

沢山ある因子で何が一番関係性の強い要因なのかを分析することで様々なものの予測精度を高めることができます。

身近なものでは最近天気予報の精度があがっているのは過去の膨大な気象データをコンピューターが多変量解析しているからなのです。

ニュースをつけたら毎日毎日コロナの患者が何人出たとかそんな話題ばかりです。

コロナの陽性患者のビッグデータを多変量解析すれば、かなりの精度でリスク管理が可能になるとある医者が言ってましたが、私も全くもってその通りだと思います。

しかしそんな解析をしているかどうかすら何も聞こえてきません。

例えば、性別、年齢、既往症、肥満度、喫煙歴、血液型、BCG接種などなどあらゆるデータをブチ込めば、今のスパコンなら対コロナの最善の“次の一手”が出てくるのではないでしょうか。

藤井新二冠&八段のニュースを見ながら、不安を煽ってギャラを稼ぐ知恵に長けた「煽りの専門家」ではなく、本当の頭脳を社会貢献に生かす専門家が新星藤井青年のように出てこないだろうかと思う塾長でありました。

では、また。☆彡

◇◇◇茗溪進学会ニュース◇◇◇

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