皆さんこんにちは。

富山市山室の学習塾「茗溪進学会」塾長の澤木です。
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大混戦必至!富山市高校受験戦争
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21002469来年平成30年度の県立高校募集定員が発表されました。

学校再編も含め、全体で358人の定員削減がありました。

富山市の地区では南高校、水橋高校、北部高校がそれぞれ1クラス40名の削減対象になったのには驚きました。

少子化傾向が続いていてやむを得ないこととは思いますが、このことは富山市、特に富山市の南側下半分の普通科進学を目指す受験生たちにとっては非常に大きな影響があり、今後の受験指導も慎重な対応が求められる内容です。

今回削減の対象となったこれらの3高校はいずみ高校を挟んで偏差値が50~55レベルで接近している高校です。

具体的には「雄山高校より上を目指したい生徒以上、東高校には手が届かない(または行きたくない)生徒未満」的な位置づけであり、特に将来国公立レベルの大学進学まで視野に入る生徒にとって南高校は人気の高い高校です。

南高校は最近大学受験指導にも力を入れ実績を出しつつあるため倍率も高く、去年も1.44倍と高倍率でした。

北部高校も国公立大への進学実績が高いこともあり、南高校に次ぐ志望校に挙げる生徒が多い高校です。

その3つの高校が同時に定員を3クラス120名も減らされてしまったことは非常に大きな問題です。

私は日ごろから、「高校受験校の決定においては内申点で中学校間で調整機能が働く」という前提で指導をしています。

つまり、どれだけ実力があったところで、最後は通信簿の点数で受験校の振り分けされてしまうから、早いうちから定期試験対策を含めた内申書対策は大事であることを申し上げています。

現在中3の生徒から下の学年のお子様をお持ちのご父兄様には特にご注意頂きたいと思います。

ご父兄様とお話をすると「最低でも南高校くらい行ってもらいたい」という方は多くいらっしゃる割に、多くのご父兄様は中1,2年のときは楽観的に見ていて中3になってから慌てだすのです。

来年は、いざ南高校を受けようと思っても、内申点または実力が足りず、ランクを下げた普通科を選択しなければならない場合が悲劇です。

一気に雄山か西高校程度まで下げる選択を迫られることになるか、従来行ける実力の持ち主がところてんのように新川地区の高校まで押し出されてしまうのか、今までには無かったことが想定されると見ています。

実際は旧富山市エリアは富山県全体ほど少子化が進んでいないのですが、県全体の少子化の影響がこのような形で生徒を地方に振り分ける形で定員が決められたと私は見ています。

市の中心部の中学生たちにとって大混戦巻き込まれてしまう「まったくいい迷惑」です。

いずれにせよ、このような発表の本質的な状況をよくよく見込んだうえで、日ごろの勉強指導や塾選びなどに生かすようご父兄様にはお願いしたいと思った塾長でありました。

では、また。☆彡

◇◇◇茗溪進学会ニュース◇◇◇
中間試験対策は今週末実施します!

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