皆さんこんにちは。

富山市山室の学習塾「茗溪進学会」塾長の澤木です。
読んでためになり、子供たちが幸せになるヒント情報を発信します。
どうかお付き合いください。

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これが中教研試験対策だ
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今日から中教研試験があります。

定期試験と違って「テスト結果がどう使われるのだろうか?」とか「テスト対策は何をしたらいいのだろうか?」という不安や疑問がありますね。

毎度無責任で勝手なコメントですので最近流行の“自己責任”でご覧ください。

さて、この中教研試験なる試験、不安を煽るわけではありませんが、意味は大変大きいものがあります。

なにせ中1から中3まで通して県下一斉に実施される実力試験です。

富山県全体で1学年7,000人くらいいますが、統一試験ですから中学校ごとの平均点や個人の順位がズバリ出ます。

中学別に指導強化を議論するなど色々な形で活用されるのだと思いますがそれはそれで中学で頑張って活用して頂ければ結構です。

中1,2年生はあまり大きな意味はないのですが、中3の受験生が見逃してはいけないポイントは、中学校から高校へ受験できる人数枠の調整などに利用される点です。

特定の高校の倍率が極端に偏らないように、中学別に受験できる人数が大枠で示され、中学は事前にその枠内で調整します。

もちろん調整は自主的なものであり、強制力はないのですが、ボーダー以下で無理に受験したところで合格はほぼ期待できないのが厳しい現実です。

それは参議院選挙の比例代表制みたいなもので、名簿順位(内申点順位)が低いと、個人得票(本番入試得点)がよほど高くないと不利になってしまうからです。

中学校内での“比例順位”は内申点でつきますが、内申点はあくまで中学校単位の相対評価であり、絶対的数値として使うためには補正が必要です。

例えば附属中学でオール3(9教科合計27点)の生徒でも、普通の中学ではオール5とまでは言いませんが、一般の市立中学で40点くらいは十分ありますから平均×1.5くらいで補正するわけですね。

成績の良い中学ほど内申点の補正係数は高くなる理屈ですから、中学全体の成績アップがその中学生一人一人にとって受験の時に有利に働くことになります。

自分の中学の進学率を高めるために学校の先生は試験対策に熱心にならないといけないのですが、そんな本当の意味で熱心な良い先生がいたのは遠い昔の話です。

生の実力値を測るのが目的という建付けですから、学校ではテスト対策は何もしませんし、先生は「内申点に関係ありません」と言うのがタテマエです。

中教研試験の結果は内申点に反映されないとは言うものの、内申点は所詮、先生の個人的主観で決まります。

個人にとっては全体での位置付けがはっきりする唯一の実力試験として受験指導データになりますからしっかりと勉強しておく必要があります。

茗溪進学会では当然事前対策は手を打ちますが、普段の予習復習もありますので、中教研対策ばかりに時間を割くわけにいかないのが悩みです。

中教研試験は過去の範囲の実力試験ですから、定期試験のような付け焼き刃では対策になりません。

不気味な中教研試験をご父兄様方がご心配されるのはよくわかるのですが、スマホでどれだけ情報検索したところで意味はありません。

お子様が日ごろから勉強すること。

それが、「これが中教研試験対策だ!」の答えでした。

毎年、この時期は「中教研試験」のキーワードでホームページへのアクセス数増えますが、結局そういうことでした。

では、また。☆彡

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