皆さんこんにちわ。

富山市山室の学習塾「茗溪進学会」塾長の澤木です。
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「経世済民」の教え
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みのもんた氏のツイッターが炎上したとかどうでもいいことが話題になってました。

なんでも熊本地震の救助にあたる自衛隊のことを「支援のやり方も甘い。自衛隊きちんとしてほしいね。」って書いたそうです。

これに対し「自衛隊は必死にやっている」と批判の声が殺到したとのことです。

相変わらずレベルの低いヒマ人が多いですね。

舌足らずなみのもんた氏の肩を持つつもりもありませんが、氏の言いたかったことを自分なりに考察してみました。

 

かの吉田松陰は松下村塾で「経世済民」という儒学の教えを塾生に伝えました。

「凡(およそ)天下国家を治むるを経済と云い、世を経め民を済ふ義なり」

本来「経済」とは世を経(おさ)め民を済(すく)うという意味です。

近代国家に入り、経済はいつしか貨幣経済を指すようになりました。

それだけお金の流れが天下国家の計には大事ということでしょう。

お金は貿易を通じて海外から入ってきたり国内生産で生まれます。

お金は全て民間で生まれ、産業界と家計に流れます。

そして税収で入った分が再び民間に還流します。

税金と言うのは「循環ポンプ」の役割なのです。

つまり経済とはあくまで民間主体であり、官の人は世を経め民を済(すく)うために働く労働対価としてお給料を頂くのです。

昔は「公僕」なんて言い方があったくらいですが、最近は立場が逆転したのか少し勘違いをしている方もおられるようです。

 

被災者の中には民間の勤務先が稼働していなかったり、お店が倒壊した自営業者も大勢います。

そのような方は家も収入も失ってしまうわけです。

公務員の方は庁舎が潰れようが収入の心配はありません。

同じ被災者でもこの差は天と地です。

ですからこんな時はなおさらのこと官の方は復興に死力を尽くして頂きたいというのが民間人の本音です。

 

自衛隊は公務員です。ボランティアではありません。

災害復興は官としての職務です。

一生懸命なのは分かりますが、まだまだ課題は山積みです。

吉田松陰先生が現代にいたらTwitterにはどうつぶやくでしょうか。

みのもんた氏とそう大差あることを書くとは私には思えません。

では、また。☆彡

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sawaki