皆さんこんにちわ。
富山市山室の学習塾「茗溪進学会」塾長の澤木です。
読んでためになり、子供たちが幸せになるヒント情報を発信します。
どうかお付き合いください。
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「Fの悲劇」とは
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皆さん、「おれガチFだから自宅警備員す 」って若者会話分かりますか?正解はのちほど。
「Fランク大学(通称:Fラン)」という言葉があります。
これは大手大学受験予備校のK塾が模試の合否判定が困難な学部・学科をF(フリー)ランクと分類したことに由来しています。
ネットでは嘘か真か悲劇か喜劇かわからない情報がいくらでも出てきます。
Fランク大学は倍率が低く不合格者がほとんどいない「名前さえ書ければ入れる大学」と揶揄される大学です。
落ちる生徒がいない以上、予備校も偏差値を算出しようがないということです。
予備校は「競争があってはじめて受験産業が成立する」という立場なので、Fラン大学の存在自体を否定しています。
私も教育産業の一端に関わる者としてK塾の言い分は理解できますが、大学側も経営です。
経営破綻の可能性も含め社会問題視されているのは同じ少子化の被害者なのかもしれません。
危機感を感じた文科省が、去年の2月に大学としての教育水準に達していない大学名を公表するという思いきった処分を行いました。
「数学の授業は四捨五入から」
「英語はABCから」なんていう大学のリストです。
でもそのような大学に入学してくる生徒には簡単な分数の計算が出来ないとか、自分の名前をローマ字で書けないという生徒もいるそうですから文科省が大学を指導するのは私は筋が違うような気がします。
背景にあるのは少子化以外に、高校側の進学数の実績だけを追う進路指導があります。
生徒側にも「とりあえず大学だけはどっか出ておかんにゃあ」という安易な考えも背景にあります。
私は個別の大学名などコメントしようもありませんが、知っておいた方がいいと思うのは、そのような大学を卒業したあとのことです。
“Fランの悲劇”とは、就職の悲劇を指すようです。
どこまで本当の話か解りませんが、Fランク大学の卒業生は3割ニート6割フリーター1割中小企業(しかもブラック)なんて書いてあるサイトもあります。
本当ですかね?
でも確かに優良企業が四捨五入できないような学生を採用するはずありませんものね。
従いまして冒頭の言葉は「私は典型的なFランク大学卒なので就職先がなく、現在ニートです。」という翻訳が正解です。
就職が不調に終わると奨学金を返済できない事情に苦しめられることも多いそうです。
大学全入時代だからと言って高をくくっていると子供が生涯苦しむことになるのですね。
あまりポジティブな話題ではありませんが、この際大学を目指し、幸せな人生を送ろうと思う人たちが知識として知っておいてもいいと思います。
では、また。☆彡
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