皆さんこんにちは。

富山市山室の学習塾「茗溪進学会」塾長の澤木です。
読んでためになり、子供たちが幸せになるヒント情報を発信します。
どうかお付き合いください。

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人間、楽はいけません
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先週、パナソニックが半導体事業から撤退するというニュースが流れました。

富山県には2つの大きな工場があり、地元の雇用など経済効果が大きかっただけに残念です。

台湾企業への売却額は260億円ということですが、これを見た時「桁が一つ違うのでは?」と思いました。

赤字事業で設備も償却済だと二束三文なんですね。

工場を建てるのも早かったですが、撤退も早かったです。

多くの富山県民が中国人に使われる時代が来ようとは何ともやりきれない話です。

ニュースでは「米中の貿易摩擦を背景に半導体の販売低迷で決断した」と言ってます。

確かにその要因もあるでしょうが、外部環境だけのせいにしてはいけません。

見通しが甘く、その時その時で都合の良い楽な道を選んだ結果とも言えるのです。

「楽な道」と言えば受験でも言えます。

大学はチャンスは多いのですが、高校受験の受験機会は限られています。

受験高校を選ぶときにありがちなのがこの「楽な道」選びです。

この時期は「推薦」と「高専」という言葉をよく耳にします。

過去の経験から誤解を恐れずに言いますが、「推薦狙い」「高専から大学編入狙い」は往々にして楽な道としてその選択を選んでいる人が多いような気がして戴けません。

そもそも推薦というのは受験するまでもないほど優秀な生徒に対する高校側の優遇制度だったはずです。

ところが少子化で生徒の取り合いになっている昨今では、「楽して合格が貰えるラッキー制度」と取る方が多いのが実情です。

親御さんにしてみれば、子供に苦労させず、挫折を味わわせたくないという気持ちもあるのでしょう。

でも「ちょっと待って下さい。」です。

高専などその存在意義さえ疑わしく、年々受験生のレベルが低下しているせいか、高専から大学編入した実績をやけに大げさにPRして生徒募集しているのも背景にあるようです。

私も一度説明会を聞いたことがありますが、まるで「楽して大学行けるお買い得コースでっせ」と言わんばかりの言い方をしています。

実績は実績でしょうからケチは付けませんが、世の中そんな甘いものではないということだけは申し上げておきます。

例えば将来就職するときも、選考するときも採用された後も、優良な企業ほど「高専編入」か「本試験受験」かを区別して人事管理します。

もちろんそれ位のビハインドは努力でカバーできるものですが、人間楽を覚えたら一生その根性は後を引きます。

富山には昔から「七楽の教え」というものがあります。

「楽すれば、楽が邪魔して楽ならず、楽せぬ楽が、はるか楽楽」

楽という文字が七つあるから七楽の教えなのでしょう。

薬売りに伝わる成功の秘訣です。

人間、楽をしようと思って、楽すると、楽をしようとする気持ちが邪魔して結果的に楽が出来ない。

逆に楽しようとせず、努力して物事に励むことを楽しめば、遙かに楽で素晴らしい人生になる。

いかがでしょうか。

私は決して「推薦や高専がダメ」と言っているのではありませんよ。

「楽をしよう・させようという根性がいかん」と言いたいのであります。

富山高校や中部高校は探求科の推薦を廃止したのはご存知の通りです。

「そんなに優秀ならしっかり勉強して堂々と受験すりゃいいじゃねーか」ということです。

当たり前の話です。

楽ばかりこいているとしまいに中国人にこき使われるようになるのではないかと心配な塾長なのでありました。

では、また。☆彡

◇◇◇茗溪進学会ニュース◇◇◇

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sawaki