皆さんこんにちは。
富山市山室の学習塾「茗溪進学会」塾長の澤木です。
読んでためになり、子供たちが幸せになるヒント情報を発信します。
どうかお付き合いください。
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とにかく子供はハングリーに!
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あおり運転の挙句、道の真ん中で暴力をふるうとんでもない男がいたものです。
私も短気な方ですから、前にトロトロ走る軽四が大名行列を作っていると、イラつくことはよくあります。
高齢化が進むとこういうシーンは増えるでしょうが、「いずれ自分も行く道」と思ってあきらめるようにしています。
この暴力男の育った家庭は裕福で、京都大学に何十人も進学する高校から大学にも行き、えらく給料の良い会社にも最初は就職したようです。
しかし、なぜその会社勤めも長続きせず、人生を台無しにする事件を起こしたのでしょうか。
私はこの男の職業が「マンション経営」という点に注目しました。
世の中の収入は「アクティブインカム」と「パッシブインカム」の2種類に大別できます。
自分の時間や労務を提供し、代償を得るのが「アクティブインカム」で、普通はほとんどがこれです。
しかし世の中には働かなくてもお金が入ってくる「パッシブインカム」つまり不労所得で暮らす人もいます。
特許料とか著作権料、持ち株の配当金などがその類ですが、元手を作るための手間暇があったとすれば、完全な不労所得とは言えません。
今回のケースは親から相続した不動産の家賃収入ですから、典型的パッシブインカムです。
どのくらいの収入があったのかは知りませんが、高級外車を乗り回してブランド品で身を固めるくらいですから、かなりのものだったのでしょう。
私のような貧乏暇なし人間から見れば、働かなくてもお金があるのは実に羨ましく感じますが、本当はそうではないみたいです。
どんなにお金を持っていても、心は満たされないことはこの事件が雄弁に物語っています。
働かないでお金だけ入ってきても、社会の評価が得られず、疎外感ばかりが大きくなってしまいます。
その結果、学習意欲や勤労意欲を失い、引きこもったり、自暴自棄になってしまうケースが多いのです。
よく「宝くじに当たった人は不幸になる」なんて聞きますが、これも同じ。
一言で言えば「思想の廃退」です。
裕福で何不自由なく育てたはずの子供が思いもよらず、人生の迷路に迷い込んでしまったら親は本当に困りものです。
へたにお金に不自由してないと、働く必要も学校に行く必要も子供に説明できません。
裕福な家庭の教育は非常に難しいのです。
やっぱり人は最後は金銭的な多寡より、努力して、額に汗して、社会貢献することで自分の存在意義を実感するのが一番幸せなことではないかと思います。
私は日ごろ「(裕福でも)子供はハングリーに育てましょう」と提案しています。
子供の学習へのモチベーションというのは案外身近な家庭の中にあるものです。
家族が病気で苦しむ姿を見て医師を志すきっかけになることがあるように、毎日遅くまで働いて苦労して自分を育ててくれている親の姿を見て育った子供がこんなバカな事件を起こすワケがないのです。
子供のハングリー精神を育てる方法は色々な人が色々な事を言ってますから私も勉強してみます。
決して貧乏を推奨するわけではありませんが、こんな環境だけはダメという見本です。
改めて「子供はハングリーに育てなければならない!」と認識している塾長でありました。
では、また。☆彡
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