皆さんこんにちは。
富山市山室の学習塾「茗溪進学会」塾長の澤木です。
読んでためになり、子供たちが幸せになるヒント情報を発信します。
どうかお付き合いください。
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雑草魂を忘れるな
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第100回という記念すべき高校野球大会は決勝戦で、大阪桐蔭が金足農を破り、史上初となる2回目の春夏連覇を達成しました。
今回注目されたのは何といっても秋田の金足農業高校の健闘でしょう。
特に県大会から決勝戦までの11試合を全て投げて勝ち抜いてきた吉田投手はじめ、選手たちは最後まで本当に立派に戦ったと思います。
この野球部は全員県内の中学出身者だったとのことで、今回の経験はこれからの人生を生きてゆくための大きな糧となることだと思います。
私は世間の人ほど高校野球には関心がありませんでしたが、今回全くカラーの違う高校同士の決勝戦の組み合わせには関心を持たざるを得ませんでした。
自ら“雑草軍団”を掲げる金足農業に対し、かたや大阪桐蔭はほぼ全ての部員が侍JapanのU-18代表に選ばれるようなスーパーエリートを集めて構成された「甲子園優勝のためだけ」と言えるチームです。
吉田投手の連投の疲れもあって、決勝戦では大差をつけて優勝したわけですが、私は何か違和感を感じざるを得ませんでした。
巷にはスポーツに限らず、学力優秀な生徒だけを特別待遇で集めて、高い進学実績を売りにすることがブランディング戦略の私学や塾があります。
富山にもそんなところがありましたっけ?
昔、一定以上の学力の生徒の授業料を無料にして生徒集めに熱心なとある塾のオーナーのこんな発言を伝え聞いたことがあります。
「教室のテナント家賃を払ってくれるための生徒は必要。優秀な生徒だけでは商売にならない。」
まるで優秀な生徒をダシにして、売り上げを上げることが目的だと言っているとしか私には聞こえませんが、皆さんどうお感じでしょうか。
成績や合格実績など二の次で、家賃支払い用生徒とされているのも知らず、遠くからせっせと送迎している親御様が実にお気の毒です。
今回の夏の甲子園大会では県立高校は高岡商業を含め、僅か8校だったとのことです。
営利目的のプロの世界はともかく、高校野球はアマチュアスポーツの最たるものであり、なんとなく白けて見えてしまいます。
「雑草という名の草はない」とは昭和天皇の有名な言葉ですが、私は“雑草魂”を持って一生懸命努力する人は、どんな環境にあっても逞しく生きて行けると思います。
暑い夏ですが、金足農業の生徒らが一服の清涼剤だった塾長でありました。
では、また。☆彡
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