皆さんこんにちは。
富山市山室の学習塾「茗溪進学会」塾長の澤木です。
読んでためになり、子供たちが幸せになるヒント情報を発信します。
どうかお付き合いください。
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子供らがこれから真に身に付けるべきもの
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今朝の新聞の記事に、「東芝がPC事業の自力成長を断念、シャープへ売却決定」とありました。
シャープは既に台湾企業「鴻海」の傘下に入っています。
NEC、富士通は事業提携という名の元、中国のレノボの実質的傘下ですし、東芝もついに中華系国家の軍門に下ることになったわけです。
パソコンと言えばハイテク産業の象徴で、日本のお家芸だったはずですが、どうしてこんなにも情けないことになってしまったのでしょうか。
簡単に言えば人件費が高すぎて、日本企業が人件費の安い中国・台湾・韓国などの企業との競争力を失ったということです。
何年か前に聞いた話です。
金曜日の夜の羽田成田からの中国・台湾・韓国行きの航空機は仕事帰りのスーツ姿の日本人で一杯だったそうです。
そのスーツ姿の連中とは、技術者を週末だけ高いお金でスカウトして、技術を盗もうとする海外企業の誘惑に負けた技術者たちです。
人間は弱いもので、お金に釣られたら企業への忠誠心など簡単に捨てられるものなのです。
技術など簡単にリークしますし、同じ性能なら製造コストの勝負ですから日本が勝てるわけがありません。
一方、昨日、政府は、経済財政運営と改革の基本方針、いわゆる「骨太の方針」の原案を発表しました。
内容には来年の消費税率10%引き上げの明記と外国人労働者受け入れのための、新たな在留資格の新設が大きな目玉となっています。
外国人在留資格の新設はそれほど大きなニュースになっていませんが、専門家に言わせたら「鎖国解放」「ベルリンの壁崩壊」級の一大事だそうです。
いよいよ労働力不足が「待ったなし」の状況であることが分かります。
このまま少子化・人口減少が続けば日本経済は沈没するという意味です。
日本は経済成長の結果、人件費が高くなったことで、優秀な技術力を持った日本企業がどんどん外国企業に買収される反面、在留資格さえ変更すれば外国人労働者を調達できるのはなんとも皮肉なものです。
これからの若い世代にとっては本当に大変な時代到来です。
一流大企業といえども所詮は利益のための組織であり、業績次第では、いとも簡単に従業員もろとも外国企業に売却してしまいます。
職場でも能力の低い人材つまり“稼ぐ力”のない人材は安い給料で中国人上司にこき使われる時代は目の前です。
日本の労働市場を含めたマーケットを虎視眈々と狙う外国人は英語はもちろん、日本語を必死に勉強しています。
子供たちが幸せな将来を送るためには、今、できることは日々の勉強を一生懸命すること以外にありません。
「オレ外国なんか行かんから英語は勉強せんでもいいわ~。」なんてのんきに言っているそこの君!
中国人上司から「アナタ、アシタカラ、カイシャニコナクテモ、イイアルヨ。」って言われますよ。
これから子供が必要なものは、日本同士の競争ではなく国際競争力なんだと新聞を見て暗い気持ちになった塾長なのでありました。
では、また。☆彡
◇◇◇茗溪進学会ニュース◇◇◇
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