皆さんこんにちは。
富山市山室の学習塾「茗溪進学会」塾長の澤木です。
読んでためになり、子供たちが幸せになるヒント情報を発信します。
どうかお付き合いください。
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天才の幸福論
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少し前の事ですが、9月11日に大規模な太陽フレアが発生して、噴出したガスが地球周辺に到達すると大規模な通信障害などが起こるおそれもあるので注意が必要と呼びかけていたことがあります。
フレアの大きさは通常10万km程度で地球の何倍も大きく、威力は水素爆弾10万~1億個と同等と言われます。
「太陽がどうしてあれだけものすごいエネルギーを出しても何億年も燃え続けることができるのだろうか?」という疑問を感じませんか?
もし地球にあるような石油や石炭が燃えているのなら一瞬で燃え尽きてしまうでしょう。
宇宙は不思議ですね。
その宇宙の謎を解き明かす相対性理論で有名なアインシュタインが書き記したメモ2枚がオークションで約2億500万円で落札されたというニュースがありました。
メモはアインシュタインが大正11年に東京の帝国ホテルで、ノーベル賞の受賞を伝えにきたベルボーイにチップの代わりに渡したものだそうです。
そのとき「運がよければこれは価値のあるものになる」と語ったそうですが、結局運がよかったのはベルボーイの甥っ子だったということですね。
そのメモにはドイツ語で「穏やかでつつましい生活は、絶え間なく不安に縛られながら成功を追求してあくせくしているよりも、よほど幸福だ。」と書かれてあります。
同時に落札された2枚目のメモには、「意思があれば道は開ける」とも書かれてました。
時間、重力、速さ、質量といった物理は学校で習いますが、相対性理論は学校で習う物理を超えた体感できない世界です。
その相対性理論を一番簡単に説明しているのが「アインシュタインの式」と言われるE=m×c×cです。
Eはエネルギー、mは重さ、cは光の速さです。
つまり「重さ」はエネルギーそのものであり、太陽や水爆は「重さ」がエネルギーに変換している姿です。
砂粒一つでもその質量が持つエネルギーは家庭で使う光熱費の何年分も賄うことができるのに、太陽の重さは2×10の30乗Kgだそうですから果てしないエネルギーを出し続けることができるというわけです。
相対性理論がこんな身近な疑問の解決にも活かされていることを100年以上も前に発見したアインシュタインという人の偉大さに改めて関心してしまいます。
そんな偉大な史上最高の天才が残した幸福論が「穏やかでつつましい生活」だったとは何という事でしょうか。
私たちは一生懸命に勉強して、テストで良い点を取り、偏差値の高い学校に合格して、立身出世して、お金持ちになることが、成功であり、人生の幸福だと思っています。
混乱してしまいますね。
しかしアインシュタインは「意思があれば道は開ける」とも言っています。
つまり“道を開く”ということと“成功する”ということは違うのです。
私の回りにも見栄を張ったり他人と競って私利私欲に囚われて汲々としているような人もいますが確かに決して幸せには見えません。
私自身もそんな不幸な人間の一人かもしれません。
勉強とは意志を持って自分の道を開くためのものであり、そのために仮に貧しくとも気高く生きることが大切だと教えてくれているわけです。
メモがオークションで2億円だったというニュースにつくづく己の醜さを反省している塾長でありました。
では、また。☆彡
◇◇◇茗溪進学会ニュース◇◇◇
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