皆さんこんにちわ。
富山市山室の学習塾「茗溪進学会」塾長の澤木です。
読んでためになり、子供たちが幸せになるヒント情報を発信します。
どうかお付き合いください。
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読解力をチェックしてみましょう
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今日は私立高校の受験試験日です。
センター試験と私立高校の試験日はなぜかいつも雪模様ですね。
塾生たちは遅刻や忘れ物などしなかっただろうか。落ち着いて解いているだろうか。などつい思ってしまいます。
さて、最近「子供の読解力がない」とお嘆きのご父兄様が本当に多くなりました。
先日の新聞記事に子供の読解力に関する興味深い記事がありましたので紹介します。
埼玉県戸田市の中学生を対象にしたテストが出ていましたので皆さんも考えてみてください。
【問題】
Alexは男性にも女性にも使われる名前で、女性の名Alexandraの愛称であるが、男性のAlexanderの愛称でもある。Alexandraの愛称は( )である。( )の中に入る記号は何か?
A Alex
B Alexander
C 男性
D 女性
正解は後から書きますが、正解率はな、な、なんと衝撃の45%だったそうです。
子供たちの読解力が低下していることを象徴する話ですが、こんな程度の問題が半分以上も答えられないとは日本の中学生たちの読解力も地に落ちたものです。
確かに紛らわしい文ですが、正解率が低い原因は生徒たちが問題文をきちんと読むことができないことにあります。
要するに“何が書いてあるのかわからない”という状態です。
国語だけでなく、数学や理科の問題でも文章題になるとからきしダメという生徒がいますが、こうなると教科内容以前の問題です。
文章や資料を読む力がないと自分の考えを表現することも難しくなります。
塾で問題を解かせても、文章で解答を書かなければばならない問題だけきれいに空欄になっている生徒が目立ちます。
おそらく「言葉が出てこない」という状態なのだと思います。
では読解力を向上するためにはどうするか?ということになります。
大学の先生や文科省の見解ではやはり日ごろ長文を読み書きすることで語彙力を強化して読解力をつけるしかないと言いますが、月並み過ぎて参考にならない意見です。
最近のSNSの普及によって短文やスタンプだけのコミュニケーションが広がっていることで長文に触れる機会が減っていることも指摘しています。
一つの効果的なトレーニングとして「新聞の社説やコラムのような理論構成の文章を書き写し、自分の意見を文章表現する」のがあるそうですし、読書もただ読んでおしまいではなく、自分がどう感じたかを表現しないと読解力は育たないともあります。
長文を読むことや先生の話を聞くことはそれに集中する必要があり、最近の子供たちを取り巻く環境はその集中力を必要としないものに変りつつあることは間違いありません。
子供たちの家庭環境はなるべく読むことや聞くことに集中力を必要とするものにしたいものです。
問題の正解はAですが、いかがでしたか?
まさか間違っていたなんてことはないでしょうね。
こんな問題間違っていたら子供たちだけに「勉強しろ」と言う資格はありませんよ。
家族全員で今日から新聞のコラム欄を書き写して意見発表会でもやりましょうか。
ナニ?「新聞を取っていない」?
申し訳ありませんが子供の読解力は諦めてください。
では、また。☆彡
◇◇◇茗溪進学会ニュース◇◇◇
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