皆さんこんにちわ。
富山市山室の学習塾「茗溪進学会」塾長の澤木です。
読んでためになり、子供たちが幸せになるヒント情報を発信します。
どうかお付き合いください。
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試験の平均点の意味
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期末試験の結果がほぼ返ってきました。
例年同様、一学期は中間試験と比較して難易度が上がるため若干点数は低くなるのは仕方ないのですが、ちょっと気になることがありました。
Y中学の2年生の理科の点数が異常に悪いのです。
テストを見てみたところ案の定、難易度の高い業者テストが使われています。
先生にすれば教科書準拠の既製品なのだから誰に何を言われる筋合いもないのでしょうが、普段よほどしっかりとした授業をしていないと生徒も対応できなかったと思います。
素直な問題に慣れている生徒がうっかり普通の感覚で回答するとことごとく引っかかる仕掛けがある問題ばかりです。
例えば「酸素を入れた瓶の中でスチールウールを燃やした後、石灰水を入れて振ったら石灰水はどう変化するか?」という問題です。
正解は「変化しない」です。
普通は物が燃焼すると二酸化炭素が出て「白く濁る」という回答になるので素直な生徒はことごとく引っかかっています。
難易度自体が問題とはいいませんが、学校できちんとフォローしているかどうかが問題です。
おそらく学校側にそこまで丁寧なフォローをする時間的な余裕はないでしょうし、塾も学校の先生が出した問題をいちいちフォローする余裕はありません。
つまりやらせっぱなしになっている可能性が高いのです。
結局生徒たちは「ムズかった。悪かった。」のままです。
父兄は子供の点数しか見ません。
「中間で85点取れたがに期末が65点ちゃあんた勉強せんかったんやろー。」と感情的になる父兄もいるでしょうし、「塾に行かせとるがに成績下がったちゃどいがいね。」と思う方もいらっしゃるでしょう。
今後、定期試験でもこのレベルの問題を出すなら出すでそれを想定した対策を取れば良いのですが、毎回難易度がバラバラだと指導方針も定まりません。
教科ごとの平均点を60点なら60点に合わせるということは指標づくり大切なことであり、テストを作る教材会社もここに一番苦労します。
このように平均点は指導の指標になる重要なものであり、安易にいじくるべきものではありません。
平均点がバラバラだと生徒も父兄はもちろん、先生自身が何を指標に判断すればいいかわけがわからなくなるんじゃないかと思いますがどうなんでしょうか。
どうも先生同士あんまりそんな話はしてないような気がしますね。
では、また。☆彡
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