皆さんこんにちは。
富山市山室の学習塾「茗溪進学会」塾長の澤木です。
読んでためになり、子供たちが幸せになるヒント情報を発信します。
どうかお付き合いください。
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読解力をつける方法
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国際学習到達度調査で、日本の高校生の読解力が国際的に低下したことがわかったそうです。
前々回の調査では4位、前回8位、今回は15位と急落しました。
全部で何カ国なのか分かりませんが、もしこの順位を10倍して地元中学のこの時期の番数に置き換えてみたらどうなるでしょうか。
1年生で40番だった生徒が、2年生で80番になり、3年生で150番になったことになります。
1年生の時なら「ちょっと頑張ればトップ校も十分狙えるよ。頑張ろう!」と言います。
2年生なら「相当頑張らないと上位校は難しいね。でもまだ1年あるから必死にやれば何とかなるよ!」と言って励まします。
しかし3年なら「残念だけど行く県立高校がないかもしれないね。。。」
みたいなことになりますが、これは低下というより「転落」です。
私はこの調査の存在は知りませんでしたが、文科省がコメントを発表しているのでそれなりの信頼性はありそうです。
文科省は「記述式の問題を苦手としていることが要因として考えられる。」とコメントしています。
子供らの読解力の低下問題は今さら指摘するまでもなく、以前から大きな懸念事項でした。
文科省が「読解力重視」とハンで押したように言って、指導要領や入試制度をいじくる割には低下の一途です。
私は読解力はライフスタイルが基本だと思っています。
例えば、昭和一桁生まれの私の母はインターネットとは無縁の生活をしてます。
分からない言葉などテレビや新聞で見れば広辞苑とか広げて読んでいます。
新聞は欠かさず読んでますし、読みたい本があれば私に「インターネットで注文してくれ」と言ってきます。
アマゾンで注文すれば翌日届きますし、中古なら安いので発注してあげてます。
要するにその時代の人は活字に触れているのが当たり前なわけです。
最近はインターネットが普及して、知りたい情報はスマホで検索すれば簡単に入手できるようになりました。
要するに普段の生活で活字に触れる必要性が無くなってきているわけです。
文科省は「本や新聞をよく読む生徒の平均点が高く、読解力低下には、読書量の減少も影響している。」と言ってますが、小説などを月数回以上読む生徒の平均点は531点で、読まない生徒より45点も高かったそうです。
また新聞を読む生徒の平均点も、そうでない生徒より33点も高かったという事実を見れば、読解力の向上には何をすべきか明快にわかると思います。
御父兄様と面談すると「センセー。うちの子はドッカイリョクがまるでないんです。算数でも文章問題は全然ダメなんです。」というクドキをよく聞きます。
新聞も取らず、見るのはテレビとスマホだけ。家での生活スタイルが活字とは無縁になっているのに、塾に読解力向上を求めらても難しいご相談かもしれませんね。
そうは言っても茗溪進学会では中学生向け国語の読解力強化のプログラムは完備しており、受講した生徒の国語の点数は確実に伸びます。
しかし、やはり本当に読解力を元から鍛えたければ、第一歩はご家庭のライフスタイル改善ではないでしょうか。
今さらスマホをやめなさいとは申しませんが、せめて新聞を取るくらいの習慣は必要ではないかと思う塾長でありました。
では、また。☆彡
◇◇◇茗溪進学会ニュース◇◇◇
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