皆さんこんにちは。

富山市山室の学習塾「茗溪進学会」塾長の澤木です。
読んでためになり、子供たちが幸せになるヒント情報を発信します。
どうかお付き合いください。

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誤った県民文化に要注意
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文科省が4月に実施した全国学力テストの結果を公表しました。

今回も各教科とも上位県は秋田、石川、福井、富山の常連県が占めています。

下位の都道府県の底上げ効果が出ているという文科省の見解ですが、それはそれでいい事だと思います。

しかし、4月にもここで書いたことの繰り返しになりますが、富山県民はこの結果で調子に乗ってはいけません。

学力テストは小6と中3に実施しますが、仮にこのテストを高3まで含めて実施したらどうなるでしょうか?

私は富山県は下から数えた方が早い順位になるのは間違いないと思います。

富山県は県民所得が全国5位と高い割に大学進学率は全国27位です。

所得が高いのは富山県の女性に働く人が多い結果ですが、本来、所得と大学進学率は相関関係にあるにはずなのに富山県は逆行している点が大問題なのです。

私は常日頃、「高校がゴールではなく大学がゴール」と、生徒にも父兄にも言っていますが、この富山県特有の“高校至高思想”からはなかなか脱却できません。

団塊世代以前の脳みそにカビが生えたような人に強いのが出身高校や高校ブランドで人間を判断する傾向です。

この考え方が「高校受験がゴール」という雰囲気(というかもはや県民文化)を生み、高校に合格したとたん燃え尽きて勉強をしなくなってしまう子供が多い環境を生んでいるのではないでしょうか。

さらにあろうことか高校の中には「塾へ行く必要はない」と入学説明会から言うとんでもない先生がいたりする学校が傾向に拍車をかけています。

高い月謝の割に成績アップせず、しかも中学生までしか面倒を見ない〇別指導塾の経営が成り立つのもこの富山ならではの不思議な光景です。

県外で社会人生活をした経験のある方ならお判りでしょうが、出身高校名など誰も関心はありませんし、そもそも言ったところで分かりません。

私は学歴偏重主義者ではありませんが、百歩譲って学歴が人の評価基準になるとしたら、それはあくまで最終学歴であって、間違っても高校ではありません。

将来ある子供たちはこんな誤った県民文化に染まってもらいたくありません。

全国学力テストの順位などどうでもいい話で、スケール大きくもっと上をしっかりと見て頑張ってもらいたいものだと願います。

今朝の新聞を見ながら、ついつい悪態が止まらない塾長でありました。

では、また。☆彡

◇◇◇茗溪進学会ニュース◇◇◇

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