富山市山室の学習塾「茗溪進学会」塾長の澤木です。

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競争原理を働かせよ
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先日、とある就活情報サイトで、「Fラン大学一覧」が掲載され、学歴差別を助長するとか、大学に失礼だとか疑問や批判が噴出したとのことです。

私も覗いて見てみましたが、世の中には「Fラン大学」って意外に多いんですね。

Fランク大学とは予備校の河合塾が大学の入学偏差値ランクの中で評価不能の大学を「Fランク」としたことでFラン大学という言葉が一般化されました。

大学の偏差値ランクはSからFまでありますが、要するに勉強しなくても入学できる大学ということです。

行く意味があるか?と言われたら「大卒」を名乗ることができる点ではそれなりの意味があるのかもしれませんが大卒の肩書のために4年間で600万円ほどの学費はコスパは決して良いとは言えないような気がします。

現在、日本の大学定員は約50万人ですが、定員割れの私立大学が280校もあり、この先少子化がドンドン進むとさらに定員割れのFラン大学が増えることになります。

大学はビジネスだから一人でもたくさん入学してもらえたらいいかもしれませんが、私は競争原理が働かない環境が社会とその子供の将来に与える影響が大きな問題だと見ています。

そんな中、富山県教育委員会が来年から、5つの県立高校で普通科の定員をそれぞれ1学級分減らす方向で検討しているというニュースがありました。

定員減となるのは、富山中部、富山、高岡、氷見、それに雄山の県立高校5校とのことです。

それぞれ普通科の定員を1学級分にあたる40人減らし、全体で200人の定員を減らすことを検討しているということです。

万年定員割れの高校の措置は当然として、私は中部、富山、高岡の3校の定員減には賛成です。

競争原理が働かない環境は大学進学レベルの低下に直結し、近年の富山県の大学進学レベルの凋落はここに根本的な原因があると思って見ていました。

本音を言えば、他の進学校の普通科も思い切って定員大幅減にしてもいいのではないかと思います。

高校でも大学でも「必死に勉強しないと入学できない学校に目標を定めて頑張る」という競争原理を働かせることが子供本人に一番大事だと思う塾長でありました。

では、また。☆彡

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sawaki