皆さんこんにちは。

富山市山室の学習塾「茗溪進学会」塾長の澤木です。
読んでためになり、子供たちが幸せになるヒント情報を発信します。
どうかお付き合いください。

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私の「自己責任論」
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先週、テレビは3年半もシリアで反政府勢力に拘束されていた安田純平氏が解放されたニュースで一色でした。

今回の件で改めて危険な地域でのジャーナリスト活動に対して「自己責任論」なるものが議論されています。

本質的な議論は危険地域でのジャーナリスト活動の社会的使命、報酬、危険担保の準備、政府の邦人保護義務のあり方等々、国際的も非常に複雑で難しい問題と言え、世の評論家の意見も分かれています。

身代金を政府が払ったと思い込んでいる人が感情的に安田氏を非難する方便として「自己責任」という言い方をしているだけだと思うのですが、みなさんどうお感じですか?

最近なにかと責任論が高じていますが、この風潮は自分が責任を負わない保身に人を走らせ、何かあった場合は人の責任をよってたかった責め立てるイジメみたいなことを助長するので私はどうかと思います。

「自己責任論」を声高に唱える人自身や家族が海や山で偶発的な事故に遭遇して他人の助けが必要な場合でも「自業自得」だの「自己責任」だのと言って済ませるとは思えません。

私は本当の「自己責任」とは読んで字の如く「自分の生き方を創る自分の責任」だと思います。

子供たちが将来、豊かな人生を送るためには負うべきリスクが伴います。

「虎穴に入らずんば虎子を得ず」という諺があります。

危険(=リスク)を冒さなければ、成功できない。という意味であり、勉強すべき時期に遊び呆けていては、ロクな人生は送れません。

この場合のリスクとは「勉強する時間の確保」「遊ぶことの我慢」「塾へ通わせる費用」などなどでしょう。

安田純平という方は一橋大学を出て危険を顧り見ることなく様々な取材活動をしている人です。

決して学歴だけで言うわけではありませんし、政府が「行くな」というところには行ってはいけないだろうとは思う一方で、立派な努力をして自分らしく生きる活動家だと思います。

「自己責任」とは苦境にある人をひがみ根性で責め立てる言葉ではありません。

自分の人生を豊かにするために自分が負う責任というのが塾長の「自己責任論」なのでありました。

では、また。☆彡

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sawaki