皆さんこんにちわ。
茗溪進学会塾長の澤木です。
少しでも子供たちが幸せになるヒント情報を発信します。
どうかお付き合いください。
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現代を救う修身の教え
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昨日は新しい年度に向けて何組かのご父兄様と面談をさせて頂きました。
ご父兄が感じていることや塾での様子などを通じてこちらが感じていることを共有することはとても大切です。
いつものことながらご父兄様のお子様に対する深い愛情にお応えしなければならないという重い責任を感じた一日でした。
さて、昨日で東日本大震災から5年が経ちました。
もう5年も経ったのかかと思いますが、復興はまだまだ道半ばであることを見れば本当に凄まじい災害だったことが改めて伺えます。
当時、この未曽有の大震災の報道を通じ、日本人の助け合いの心や規律を守る姿、危機に対する行動力と志の高さに世界中のメディアがこぞって驚嘆していたことを思い出します。
今、アメリカの最高峰学府ハーバード大学で最も人気のある研究テーマが「日本人の真価」なんだそうです。
この誇らしい日本人の姿勢はどこから来たものなのでしょうか。
それは戦前の「修身教育」の影響が強いと言われています。
古めかしい修身教育などは現代教育には合わないという声が聞こえてきそうですが、私は良いところは大いに学ぶべきだと考えます。
修身の大切さを唱える「国民教育の父」と言われたのが哲学者の森信三氏です。
森氏が提唱したのが、「躾(しつけ)3原則」です。
躾3原則のおかげで日本が今日の繁栄と国際的な地位を得た言っても過言ではないのかもしれません。
この原則は子供たちの教育だけでなく、社会人としても応用できるものですから改めて考えてみて欲しいと思います。
躾3原則とは
1.「おはよう」「こんにちは」という挨拶の習慣
2.「はい」という返事
3.はきものをそろえる、使った椅子を机に入れるなどの後始末
の3つです。
私は簡単に「挨拶、返事、後始末」と覚えました。
森先生は「この3つが身につけるべき根本的習慣であり、これらができるようになれば他のことは何でもできるようになる」とさえ言われています。
私の塾生の中に近所の剣道場の生徒が何人かいます。
全国大会の優勝者が出るほどの名門道場です。
立派な道場主や先輩方がいらしゃるのでしょう。
武道を通じて躾をきちんと身につけている生徒は本当に頼もしく立派に見えます。
実のところ私はこの生徒たちの所作を見習っているほどです。
仕事の出来る人出来ない人をこの視点で見ると驚くほど理解できます。
子供も小さい時からこの躾3原則をしっかりと身に付けておけばきっと大人になってから差が出ます。
この習慣は本来、家庭で親が見本となって実行することが大切です。
私の塾でも勉強だけでなく努めて躾を教えるようにしています。
震災5年目の節目に、日本人が忘れかけているこの古い精神を思い出すことで一日も早い復興と繁栄を目指そうではありませんか。
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