富山市山室の学習塾「茗溪進学会」塾長の澤木です。

読んでためになり、子供たちが幸せになるヒント情報を発信します。

どうかお付き合いください。

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案ずるより産むがやすし
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今年も受験シーズン真っただ中になりました。

塾側から見れば毎年の恒例行事ですが、受験生側からすれば一大事です。

この時期は受験する子供がいない家庭でも我が子の将来を案じる気持ちが高まっていることでしょう。

お隣韓国や中国では学歴が子供の一生を決めてしまうので受験戦争は苛烈を極めます。

「中国教育財政家庭調査」の結果では、全国小中学生の半数が塾通いしているそうです。

勉強系の習い事も含めれば、日本でもそのくらいの通塾率はあるのですが、相対的な国の経済レベルで考えれば、中国の受験事情は壮絶といえるでしょう。

韓国や中国では、「スタートラインに一刻でも早く立てた者が勝ち」と言われており、親は子供の将来のために財産を注ぎ込むというわけです。

日本もコロナ禍で将来の事情が読めませんし、「塾に行かせた方が良いのだろうか?」が悩ましいでしょう。

どう考えたら良いのか、あくまで私の考えですが参考にしてみてください。

学年トップクラスの生徒が全く塾には行っていないのはよくある話ですし、驚くほど授業料が高い個別指導塾に通っているのに全く成績が上がらない生徒も多いのが実情です。

塾に通えば、成績アップが保証されていれば悩むことはないのでしょうが、費用対効果が読めないのでは二の足を踏んでしまいますよね。

私が自分の経験で見るところ、割合的には子供は以下のように分けられます。

A 塾に行かなくても上位成績を維持できる生徒は約10%

B 塾に通っても成績が下位のままの生徒は約30%

C 塾に通えば成果が出る可能性の高い生徒は60%。

つまり子供がABCのどのタイプになるか次第です。

Aタイプは一言で言えば、小さい時からの家庭環境や啓発を受ける経験で成長した自立タイプですから、にわかにどうこうできるというものではありませんが、BCタイプの子供でも自立型に変わる姿はよく見ます。

もっとも、Aタイプの生徒は自ら塾に進んで行こうとしないのが普通ですが、大学受験まで視野に入れた長期的視点での考え方も出来れば良いかと思います。

Cタイプで要注意なのが遊び仲間とツルめる“楽しい”塾選びを子供にさせてしまうミスです。

元々あまり勉強が好きではないのにこれでは成績が上がるはずもなく、残念な3割に入らないためにも塾は親主導で選んであげてください。

この時期、塾通いをさせた方が良いかどうかお悩みの場合は、ほとんどが6割を占めるCタイプです。

塾だって子供に合う・合わないがありますし、嫌がるようなら辞めさせたって塾を変えても全然構わないはずです。

ところが中にはやめにくい縛りを掛けているところもありますからご注意下さい。

日本は中国や韓国と違い学歴だけで格差が付くことはなく、努力と運次第では誰でもチャンスがある点では幸せな国です。

「我が子の可能性を少しでも開花させるきっかけになるかもしれない」くらいの気軽な感覚でいいと思います。

塾探しは“案ずるより産むがやすし”ではないかと思う塾長でありました。

では、また。☆彡

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