皆さんこんにちは。
富山市山室の学習塾「茗溪進学会」塾長の澤木です。
読んでためになり、子供たちが幸せになるヒント情報を発信します。
どうかお付き合いください。
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平成の次の危機は
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最近、飲食店のアルバイトのスマホからSNSへ不適切な動画を投稿する事件が話題になっています。
何でもアリだった昭和ならこれほど大騒ぎにはならなかったのでしょうが、時代はあと2ヶ月で平成から新しい年号に代わります。
私は皇太子殿下と同じ学年です。
昭和で30年、平成で30年生きて来た私から見れば、時代はどんどん予測不能な方向に流れていることを感じます。
スマホと言えば、最近、小中学校へスマホの持ち込みを禁止していた文部科学省が、方針を見直す検討を始めるという報道がありました。
学校へのスマホの持ち込みは、地震などの際に、生徒の安否確認や連絡に支障があったことから、大阪府を皮切りに携帯の持ち込みを許可する方針が出始めたことがきっかけです。
今回の報道に教育評論家の尾木ママこと尾木直樹氏は言を極めて批判しています。
尾木ママは「学校任せ 家庭任せ 子ども任せ なんと無責任で無警戒なことか。免許を持たない小学生にスポーツカーで高速道路を走ることを許すようなものだ。」と言います。
皆様はどうお感じになりますか?
地震が発生した時の連絡は確かに大事かもしれません。
しかし、ものには限度があると思います。
ただでさえ授業が成り立たたない学校が増え、家でもスマホ漬けで学力が低下する中、私は「学校へのスマホの持ち込み禁止」が教育行政の良識ある唯一最後の砦だと思って見ていました。
もはや愚策以外の何者でもありません。
スマホは携帯電話ではなく、電話機能もついた“おもちゃ”です。
学校側は授業崩壊と不適切な投稿の横行等々、起こり得る問題の責任を放棄せざるを得ないでしょう。
つまり「あなたの子供の成績がどうなろうが、トラブルが起きようが知ったこっちゃありません。」となります。
塾業界には学校の教育現場が崩壊して学習補完ニーズが増えることを密かに歓迎している人もいるでしょう。
しかし私はマイナス要素を懸念します。
親は子供らの言うままおもちゃを買い与えざるを得ないまま、管理責任は学校に求め、学校に期待できない学力向上は塾に求めるという構図になるのは明らかです。
当塾でも学校帰り派の生徒はスマホは当然持っていませんが、一旦家に帰ってから出直し派はしっかりとスマホやタブレットを抱えてやってきては休憩中はスマホゲームに熱中しています。
近所の某個別指導塾では先生が子供らとネット対戦ゲームをやって子供ウケを狙っているというところもあるという噂も聞きます。
そんな世の中になって、はたしてマトモな進学指導などできるかどうかまことに不安です。
平成の次がどんな時代になるのか全く予測不能な塾長なのでありました。
では、また。☆彡
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