寅さんの「勉強しなきゃいけない理由」とは

皆さんこんにちわ。

富山市山室の学習塾「茗溪進学会」塾長の澤木です。
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寅さんの「勉強しなきゃいけない理由」とは
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テレビはオリンピック一色ですが、ＮＨＫＢＳの夏休み特集で「男はつらいよ」シリーズをやっています。

私は個人的には第34作目の「寅次郎真実一路」の寅さんの粋な生き方が一番好きです。

寅さんの魅力は長い人生経験と“できそこない”である身であればこその一言が実に妙をついて心に染みるものがあるからだと思います。

そんな寅さんがシリーズ第40作の「寅次郎サラダ記念日」の中で「勉強しなきゃいけない理由」について語るシーンは寅さんシリーズ一番の名場面と言われています。

ある日、寅さんが旅立つとき、甥の満男が柴又の駅まで見送りに来ます。

浪人中の満男は遠くに引っ越していった同級生の女の子への片思いで受験勉強が手がつきません。

満男は別れ際に問います。「おじさん、人は何のために勉強するのかな？」

寅さんは、こう答えます。

「なに？そりゃあ・・人間、長い間生きてりゃいろんな事にぶつかるだろう。そんな時、俺みてぇに勉強してないヤツは、振ったサイコロの出た目で決めるとか、その時の気分で決めるよりしょうがない。ところが、勉強したヤツは自分の頭できちんと筋道を立てて“はて、こういう時はどうしたらいいかな？” と考える事が出来るんだ。だからみんな大学行くんじゃないか？そうだろう？」

学がなく、テキヤ家業でその日暮らしの寅さんだからこそ言えるセリフです。

「なるほど。勉強とは将来お金を稼ぐためとか人と比べて優越感を味わうための手段ではなく、そういうものなのか。」と誰もが心に落ちるセリフだからこそ名場面なのでしょう。

オリンピックもいいですが、たまにはそんな映画を見ながら人生を考えてみるのもいいものですよ。

では、また。☆彡

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