皆さんこんにちわ。
富山市山室の学習塾「茗溪進学会」塾長の澤木です。
読んでためになり、子供たちが幸せになるヒント情報を発信します。
どうかお付き合いください。
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子供を内申点で泣かせない方法
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今年もいよいよ高校受験が押し迫ってきました。
来週は私立高校の入試があり、その翌週には最後の全県模試の判定と私立試験の合格発表が出ます。
その結果を受けて受験校を最終決定するという流れになるわけですが、毎年この時期になると痛感するのが「内申書」の大事さです。
以下はあくまで私的な見解、推定であることをご理解の上お読みください。
その昔は県内の全ての県立高校で倍率調整のために中学校別に受験者の人数調整を行っていたのですが、最近は富山市以西では表向きは事前調整はしていないようです。
しかしそうとは言え、極端な偏りを避ける配慮から中学校側で受験校別に人数調整を設けるようです。
志望校に対して学校側がGOかSTOPかを伝える方法として「過去のデータではこの内申点で行った生徒がいる、いない」という言い方が多いようです。
もちろんセンセーは立場上確定的な言い方はしませんし、あくまで本番のテストの点数も大きな要素ですので最後は自己責任で決めるわけですが、学校のコメントをどう考えたらいいでしょうか。
「過去にこの内申点なら行けた人が多い」と言われたら“人数調整の枠内だからGO!”「過去の例ではこの内申点では危険」という言い方をされたときは“人数調整の枠外だから受験しても無理でっせ”と意味すると私は考えます。
高校入試の合否判定において最近は内申点の比率が高くなっているような気がします。
確かに高校別に受験する生徒たちの成績はほぼ同じレベルの生徒が集まります。
例えば富山南高校であれば、200点満点で130点~140点前後の成績の生徒が大半を占めます。
倍率が1.3倍なら定員240人に対して312人の集団の中から72人の生徒を不合格にしないといけないのです。
一問間違うだけで1点2点違うのに、わずか10点の中に固まった集団から機械的に下位72人を不合格にするのはかわいそうと言えば確かにかわいそうです。
ではどうするかとういうことですが、上から順に240人のところで線を引いた基準点±〇点の人は内申点で合否を判断されることになります。
この範囲にいる受験生の割合は分布にもよりますが、どうかすると半分近くなる学校もあるのではないかと推定されます。
ここでモノを言うのが「内申点」です。
内申点は中学校別の相対評価であり、中学生全体の中での絶対評価ではありませんから、同じ実力でも中学校別に点数に差が出る可能性は当然あるわけです。
この部分の調整は実質的に不可能であり、これが先ほど述べた「中学別の人数枠」が存在する理由です。
内申点は1.定期試験の成績 2.提出物 3.授業態度 が3大決定要素ですが、少なくとも塾では1と2は直接的管理が可能です。
ちなみに部活動や生徒会活動で付く点数の差は内申点150点満点のうち1~2点ですから、ほぼ関係ないと言っても過言ではないのです。
3は間接的でしかできませんが、塾で日ごろ指導している受験に臨む心構えである程度改善することができます。
何より内申点が悪いばっかりに、せっかく実力があっても行きたい高校に受験させてあげられないのは可哀そうな話です。
受験校決定の段階になって後悔しないためにも日ごろからしっかりとした対策を準備しておくことが重要だということを申し上げたいわけであります。
特にこの春から中学生になるお子様をお持ちのご父兄にはよくご理解して頂きたいポイントでした。
では、また。☆彡
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