皆さんこんにちわ。
富山市山室の学習塾「茗溪進学会」塾長の澤木です。
読んでためになり、子供たちが幸せになるヒント情報を発信します。
どうかお付き合いください。
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子供には釣りを教えろ
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「塾の役割とは何だろうか?」
解りやすく説明できる言葉を考えていたところ、ダッカの人質事件に関連した新聞の記事にいいたとえがありました。
老子の言葉で「授人以魚,不如授之以漁,授人以魚只救一時之及,授人以漁則可解一生之需 」というものです。
「魚を与えれば一日の飢えをしのげるが、魚の釣り方を教えれば一生の食を満たせる」という意味です。
この言葉は改めて見るとなかなか含蓄ある言葉です。
塾というところは子供たちに勉強を教えるところですが、気が付けば問題が解けない子供たちに回答を解説をしている自分がいます。
生徒たちは解らない問題の答えを教えてもらえば納得しますが、老子に言わせればおそらくそれは塾の役割ではないでしょうね。
釣り方を教えているのではなく、魚を与えているだけだからです。
解らない問題があれば答えではなく解き方を、さらには勉強のやり方、もっと言えば学ぶ心構えを教えなければならないのです。
今回のテロ事件で犠牲になった人たちはバングラデシュの交通システムなどをコンサルティングする技術指導の仕事に従事していた方たちです。
日本の先進技術である道路や橋の作り方を現地の人たちに教えるという日本の開発援助の貴い意義を老子の言葉を用いて説明していたのです。
今回の事件の犯人たちは裕福な家庭で育った若者という共通点があるそうです。
進んだ日本の技術を真摯に学ぼうとするハングリーな若者がいる一方で、物質的に恵まれてしまうと学ぶことに事欠き、ロクでもない思想に感化されてしまうものがいるわけです。
子供たちを立派な人間に育てるには、まずハングリーに釣りを学ぼうとする姿勢が必要です。
そのためには親も私たちも決して甘やかすことなく、厳しい目で指導することが大事であり、それが本当の愛情ではないかと思うのです。
では、また。☆彡
◇◇◇茗溪進学会ニュース◇◇◇
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