皆さんこんにちわ。
富山市山室の学習塾「茗溪進学会」塾長の澤木です。
読んでためになり、子供たちが幸せになるヒント情報を発信します。
どうかお付き合いください。
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天の力の借り方
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共同通信社が実施した東京都知事選の世論調査では現時点では小池氏と鳥越氏が競り合い、増田候補が追走という状況だそうです。
浮動票が4割近くあるので先行きは不透明とのことですが、今のところ権力をあえて敵に回すという小池候補の作戦が奏功しているみたいで面白いですね。
日本人には昔から弱いものに味方するという人情があります。
俗に「判官贔屓(ひいき)」と言われるものです。
判官びいきとは源義経の九郎判官という名前に由来します。
平家討伐に功績のあった義経は人々から賞賛を浴びますが、兄の頼朝からねたまれて討伐されてしまいます。
安宅の関を超え、氷見の義経岩で雨宿りし、奥州平泉で最後は自ら命を絶ってしまいます。
あえない最後を遂げた義経に人々は同情し、ひいきしたことから判官びいきという言葉が生まれました。
多くの人は何かを成し遂げたいという思いを持ちながら途中で挫折してしまいます。
人間など弱いものですし、自分一人の力など微々たるものです。
小池候補の善戦は、この判官びいきにも近い同情を共感という力に変えて推進力にしているわけです。
でもただ弱ければ他人の力を借りることができるか?というとそうではありません。
義経を見ても分かりますが、不断の努力を重ねて身に付けた能力と貢献がなくてはなりません。
努力もしない役にも立たない弱いだけの人には世間は冷たいものです。
私は「弱さ」というのは運の弱さというより、謙虚で一途な生きざまが与える不器用な印象ではないかと思います。
ひたむきな気持ちと努力の結果を世間が認めたときに初めて天の力が借りられるということではないでしょうか。
「あんたはまだまだ努力が足りまへん。」
今朝の新聞の小さな記事がそう言っているように思った塾長でした。
では、また。☆彡
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