皆さんこんにちわ。
茗溪進学会塾長の澤木です。
少しでも子供たちが幸せになるヒント情報を発信します。
どうかお付き合いください。
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売薬業に伝わる成功の秘伝
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最近富山県が移住促進のプロモーション動画を作成しました。
“富山が生んだ伝説のロックンローラー”高原兄氏の作詞作曲のこれは結構笑えますよ。
ちなみに私塾長は高原兄氏と同じ年です。
高校で東部中学出身の友人から高原氏の話を聞きました。
中学生時代から才能と個性溢れる逸材だったそうですね。
富山県は、世帯収入や持ち家率、貯蓄率などの指標ではで常に全国のトップクラスの県です。
この動画にもあるように法政大学が発表した都道府県別の幸福度ランキングでは富山県は第2位。
福井、富山、石川県の順で北陸勢が独占でした。
住んでいても実感がわきませんがね。 🙄
さて、そんな“幸福の国”富山には江戸時代から300年間、日本で一番長く続く商売がありますね。
ご存じ「越中富山の薬売り」です。
常備薬の入った箱を無料で各家庭に配置し、定期的に回って使った薬の代金を回収するという商売です。
私が生まれる前に亡くなってましたが、母方の祖父が売薬さんで岐阜県の美濃地方を回っていたと聞いています。
重いやなぎこおりを担いで一度旅に出ると、2、3か月戻らなかったそうです。
先に使ってもらって、後から代金を頂くという手法は「先用後利」といわれています。
画期的なビジネスモデルだったのですが、これだけでは商売繁盛の秘訣は説明できません。
実はもう一つ意外に知られていない秘密があるのです。
富山の薬売りには「七楽の教え」という門外不出の成功の秘訣が伝えられています。
人生の成功哲学として覚えておいて損はありませんよ。
「楽すれば楽が邪魔して楽ならず、楽せぬ楽がはるか楽楽」
楽という言葉が七つ並ぶ詩がその秘伝です。
この「七楽の教え」が商売を300年間支え、今日の富山の幸福の基を培ってきたのでしょう。
「楽をおぼえず頑張れ」とは違う深い意味があります。
一般的な世の中の商売は、「現金が先で商品は後」です。
リスクも小さくキャッシュフローも良いことの逆転の発想です。
時代は江戸。次に訪ねた時にそこに住んでいるかどうか何の保証もありません。
しかし売薬さんは遠くは海を渡り琉球国まで重いこうり背負って行ったのです。
今のように新幹線も飛行機も無い時代です。
肩に食い込む荷物を背負って遠い山道を歩いていたであろう祖父の姿は想像すらできません。
売薬さんたちは楽を後回しにした真面目な努力が「信用」と言う“宝物”に変わることを知っていたのです。
人生成功の方法はこれしかありません。
勉強だって同じです。
「こんなことをして本当に役に立つのか?」「学歴ばかりが人生じゃない」などなど子供たちもご父兄方も言い訳しながら先に楽ばかりしていませんか?
富山を幸福の地に導いてくれた先達の教えに感謝し大事にしようではありませんか。
私も一つでもいいから今日から「楽せぬ楽」を実践したいと思います。
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