富山市山室の学習塾「茗溪進学会」塾長の澤木です。
読んでためになり、子供たちが幸せになるヒント情報を発信します。
どうかお付き合いください。

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均等と平等を混同すべからず
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全米オープンテニスで優勝した大坂なおみの対戦相手のセリーナ選手が主審に対して男子との差別を訴えたことが話題になりました。

男子の元世界王者ジョン・マッケンローはセリーナ選手の言い分を認める発言をしています。

ジョン・マッケンローと言えば、1980年代、口と態度の悪さで“悪童”として名をはせた選手です。

その悪童ぶりが逆に好感を呼んだのか、トヨタがイメージキャラに採用して私も釣られてその車を買ってしまった一人です。

元世界王者もそう言うのですから、男子と女子ではなにがしか扱いに差があるのでしょう。

差と言えばよく間違えられるのは「均等」と「平等」で、違いはしっかりと理解したいものです。

子供たちは、えこひいきする先生には敏感で、「不公平だの不平等だの」とブーブーよく騒ぎます。

私は子供たちからこんな言葉を聞いた時は必ずこう言ってあげます。

「キミたちね、部活動でも一生懸命練習して上手な人はレギュラーに選ばれるけど、不真面目で下手な人は選ばれないよね。誰にでも等しくレギュラーが回ってきたら、それは均等かもしれないけど、一生懸命努力した人からみれば不公平だね。大人が働く会社でも能力ある人も怠け者でも同じ給料だったら均等かもしれないが、それは不平等な話だよね。」

ここまで言えば大体の子供は理解します。

つまり世の中は往々にして均等=不平等であり、平等=不均等なのであります。

資本主義が高じすぎると富の偏りが格差社会の原因になってしまいますので程度問題ですが、やっぱり努力する人とそうでない人には待遇に差があってしかるべきではないでしょうか。

勉強の努力を嫌う人は何かと不均等を不公平とすり替えてしまいがちですから大人は要注意です。

子供には 均等≠平等 ということをしっかりと教えましょう。

セリーナ選手ですが、日本人的な感覚では女性は女性らしい立ち振る舞いが求められる分、差別とまでは言えないような気がしますが皆さんどうお感じでしょうか。

差別と感じても感情を出さずに言いたいことを封じるほうが結局は人生得なのですが、なかなかこれが難しいということも同時に感じた塾長なのでありました。

では、また。☆彡

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