皆さんこんにちわ。

富山市山室の学習塾「茗溪進学会」塾長の澤木です。
読んでためになり、子供たちが幸せになるヒント情報を発信します。
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地方で偏差値格差が生まれる理由
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先日、東京の教材展示会を視察するついでに埼玉県の中堅都市で個人学習塾を経営しているO先生を訪ねて意見交換をしてきました。

このO塾長は私の兄の友人なのですが、首都圏に150教室を展開する大手学習塾の教室長を20年近くやってこられた方です。

並み居る剛腕教室長の中でも常にトップクラスの実績を挙げた上で独立された人ですから大いに参考になりました。

使う教材は違いますが成績アップのための考え方や指導の流れは当塾と驚くほど共通したものがあり、ちょっと安心した次第です。

 

訪ねてまず驚いたのが周囲の景色です。

JRの駅前に教室がありますが、バスターミナルを挟んで正面が〇進衛星スクール、隣は大手塾の○光ゼミナール、裏の建物が同じく大手の○稲田ゼミやFCチェーンの個別指導塾が入ったビルが立ち並び、さながら塾銀座と言える様相です。

「これだけ有名な大手塾に四方を囲まれさぞ大変だろう」と思いますが、世の中は需要と供給のバランスの上に成り立っているようで首都圏では当たり前の光景とのことです。

さて、先日有名大学に「首都圏出身者が多い理由」と題したブログを書きました。

東大をはじめ日本を代表する東京の一流大学は首都圏の出身者が過半数を占めているという内容です
具体的には
東京大学…55.2%
東工大…74.7%
一橋大…69.4%
早稲田大…73.9%
慶応大…72.6% などです

地方との差は広がる一方なのですが、私はそのO先生と話をするうちに、富山のような地方の人は真剣に理由を考えてみる必要があると感じました。

O塾長曰く、首都圏では中高生の通塾率は90%ぐらいなんだそうです。

10人のうち9人はどこかの塾に行っているということです。

富山ではありえない数字です。首都圏出身者が多い理由の一つは公立の一貫校の健闘がありますが、父兄や生徒の意識が地方とは全く違うことが一番の理由です。

学習塾にとってはそれだけ市場が大きい分、競争相手も多くなり、生徒父兄の塾選びの目も厳しくなります。

高い指導レベルが求められる厳しい環境ということになりますから90%という数字は決して羨ましいとは言えません。

逆にユルい田舎で現状に甘んじている自分に「喝」が入ったような気の引き締まる思いを強く持った次第です。

とてもいい刺激を受けましたのでまた定期的に訪問して意見交換したと思います。
では、また。☆彡

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sawaki