皆さんこんにちは。

富山市山室の学習塾「茗溪進学会」塾長の澤木です。
読んでためになり、子供たちが幸せになるヒント情報を発信します。
どうかお付き合いください。

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同調圧力ないですか?
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地元Y中学では来週「定期考査」なるものがあるそうだ。

1学期の期末から夏休と運動会を挟んでどれだけも授業は進んでいないので当然のこと範囲はごく狭い。

1学期の中間試験を学校行事やカレンダーの関係でやらなかった穴埋めということならそれもアリかと思いきや、2学期の中間試験はやらないのだと言う。

相変わらず先生方の考えることはよく分からない。

次の期末試験までまたまた間延びしてしまうのが怖いが、塾はそんな学校の都合に合わせて間延びしているわけにはいかない。

やるべきことはきっちりやって頂く。

今まで聞いた分では、夏休明け試験の結果は概ねいい結果に出た生徒が多く、一安心している。

夏休に友人らと講習会に来ていたが9月から入校しなかった生徒の成績はどうだったのだろうかと心配になる。

せっかく縁あって来た塾だし、そのまま続けてしっかりと勉強してもらいたかったのだが、友達との繋がり関係などの事情があるのかもしれない。

めずらしくもない毎度のことだが、期が熟すまで待つしかない。

友達との繋がりに束縛されるのは今も昔も同じだが、昨今はSNSというやっかいな媒体が一層自由が利かない風潮を作っていると言われるのが気になる。

LINEだかインスタだかよく知らないが、24時間・365日、容赦なく「つながれ指令」が発信され、狭い人間関係から逃れられないという実情があるらしい。

子どもたちだけでなく、ママ友らも強固な“同調圧力”の中で翻弄されていないだろうか。

それが人間関係をより複雑なものとし、自由な選択肢を遠ざけ、最悪の場合には自死さえ選ばせかねないと専門家が警鐘を鳴らす。

総務省の調査では10代のLINE利用率は9割に上るという。

塾の先生方には、「便利だから」という安易な理由で父兄や生徒とLINEで連絡を取るという人がいる。

私は家族とごく親しい友人以外とは絶対に使わない主義だ。

「SNS疲れ」どころか「トラブルの元凶」になりかねないからだ。

「スマホのない世界に行きたい」「LINEなんて、なければいい」と本気で思う人が多いらしいが、人生に大切な選択肢を奪ってしまっているとすれば、止めてしまったほうがその人のためだ。

通常、「人間同士のコミュニケーション」は言葉以外の表情その場の空気を読み取りながら行っていくものであるが、SNSはそうではない。

家内を見ていると、既読スルーはもちろんのこと、舌足らずな表現にいちいち切れている。

バカじゃなかろーかと呆れる。

それは相手が悪いのでもなく、ましてLINEが悪いわけのではない。

そもそもSNSは相手の状況や気持ちをうかがい知る術ではないということであり、それに本来のコミュニケーション機能を期待する方が間違っているのである。

そういう忖度最優先の繋がりの中で行動していると、同調行動をしないことで『自分が傷つく』ことを恐れ、“防衛行動”を基準にした選択になる。

仲の良さげな友人グループ、ママ友グループに水を差すようで誠に恐縮だが、お互い同調しながら関係維持しないといけないような人間関係は長続きしない。

そんな人間関係、じきにバラバラ赤の他人になってしまうのだ。

自分が選びたかった道、子供に選ばせたい道をおかしな同調行動で諦めるのは大いなる過ちだ。

私は傷つきやすい思春期の子供らには、どう見てもプラスになるとは思えないが、これも時代なのだから仕方ない。

携帯やスマホ、ネットが普及して「世の中便利になった」というが、便利になったからと言って人は幸せにはなったのだろうか。

黒電話のダイヤルを回していた時代より確実に不幸な人が増えているのではないかと思えてならない塾長なのであった。

では、また。☆彡

◇◇◇茗溪進学会ニュース◇◇◇
9月21日(土)
山室中学生対象の定期考査対策特訓実施します。

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